二宮町議会 > 2007-06-07 >
平成19年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文
平成19年第2回(6月)定例会(第7日目) 名簿

  • "言語"(/)
ツイート シェア
  1. 二宮町議会 2007-06-07
    平成19年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成19年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文 2007-06-14 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 95 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長井上良光君】 選択 2 : ◯議長井上良光君】 選択 3 : ◯議長井上良光君】 選択 4 : ◯11番【杉崎俊雄君】 選択 5 : ◯議長井上良光君】 選択 6 : ◯町長坂本孝也君】 選択 7 : ◯議長井上良光君】 選択 8 : ◯建設部長新井和明君】 選択 9 : ◯議長井上良光君】 選択 10 : ◯11番【杉崎俊雄君】 選択 11 : ◯議長井上良光君】 選択 12 : ◯建設部長新井和明君】 選択 13 : ◯議長井上良光君】 選択 14 : ◯11番【杉崎俊雄君】 選択 15 : ◯議長井上良光君】 選択 16 : ◯建設部長新井和明君】 選択 17 : ◯議長井上良光君】 選択 18 : ◯11番【杉崎俊雄君】 選択 19 : ◯議長井上良光君】 選択 20 : ◯議長井上良光君】 選択 21 : ◯2番【二見泰弘君】 選択 22 : ◯議長井上良光君】 選択 23 : ◯教育長内海博治君】 選択 24 : ◯議長井上良光君】 選択 25 : ◯教育次長【原 幸男君】 選択 26 : ◯議長井上良光君】 選択 27 : ◯2番【二見泰弘君】 選択 28 : ◯議長井上良光君】 選択 29 : ◯教育次長【原 幸男君】 選択 30 : ◯議長井上良光君】 選択 31 : ◯2番【二見泰弘君】 選択 32 : ◯議長井上良光君】 選択 33 : ◯教育次長【原 幸男君】 選択 34 : ◯議長井上良光君】 選択 35 : ◯町長坂本孝也君】 選択 36 : ◯議長井上良光君】 選択 37 : ◯2番【二見泰弘君】 選択 38 : ◯議長井上良光君】 選択 39 : ◯議長井上良光君】 選択 40 : ◯議長井上良光君】 選択 41 : ◯4番【小笠原陶子君】 選択 42 : ◯議長井上良光君】 選択 43 : ◯総務部長【高橋克美君】 選択 44 : ◯議長井上良光君】 選択 45 : ◯4番【小笠原陶子君】 選択 46 : ◯議長井上良光君】 選択 47 : ◯地域推進課長【安部健治君】 選択 48 : ◯議長井上良光君】 選択 49 : ◯建設部長新井和明君】 選択 50 : ◯議長井上良光君】 選択 51 : ◯4番【小笠原陶子君】 選択 52 : ◯議長井上良光君】 選択 53 : ◯町長坂本孝也君】 選択 54 : ◯議長井上良光君】 選択 55 : ◯総務部長【高橋克美君】 選択 56 : ◯議長井上良光君】 選択 57 : ◯建設部長新井和明君】 選択 58 : ◯議長井上良光君】 選択 59 : ◯4番【小笠原陶子君】 選択 60 : ◯議長井上良光君】 選択 61 : ◯議長井上良光君】 選択 62 : ◯議長井上良光君】 選択 63 : ◯9番【城所 努君】 選択 64 : ◯議長井上良光君】 選択 65 : ◯町長坂本孝也君】 選択 66 : ◯議長井上良光君】 選択 67 : ◯9番【城所 努君】 選択 68 : ◯議長井上良光君】 選択 69 : ◯町長坂本孝也君】 選択 70 : ◯議長井上良光君】 選択 71 : ◯9番【城所 努君】 選択 72 : ◯議長井上良光君】 選択 73 : ◯町長坂本孝也君】 選択 74 : ◯議長井上良光君】 選択 75 : ◯9番【城所 努君】 選択 76 : ◯議長井上良光君】 選択 77 : ◯議長井上良光君】 選択 78 : ◯議長井上良光君】 選択 79 : ◯13番【西山宗一君】 選択 80 : ◯議長井上良光君】 選択 81 : ◯町長坂本孝也君】 選択 82 : ◯議長井上良光君】 選択 83 : ◯建設部長新井和明君】 選択 84 : ◯議長井上良光君】 選択 85 : ◯経済環境部長【佐川眞一君】 選択 86 : ◯議長井上良光君】 選択 87 : ◯13番【西山宗一君】 選択 88 : ◯議長井上良光君】 選択 89 : ◯建設部長新井和明君】 選択 90 : ◯議長井上良光君】 選択 91 : ◯経済環境部長【佐川眞一君】 選択 92 : ◯議長井上良光君】 選択 93 : ◯13番【西山宗一君】 選択 94 : ◯議長井上良光君】 選択 95 : ◯議長井上良光君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長井上良光君】 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 一般質問 2: ◯議長井上良光君】 日程第1「一般質問」を行います。  通告順に従い、これより質問を許可いたします。 3: ◯議長井上良光君】 杉崎議員。             〔11番(杉崎俊雄君)登壇〕 4: ◯11番【杉崎俊雄君】 議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。件名につきましては、「駅周辺整備について」でございます。  坂本町長は、昨年11月に就任以来、ご自身の公約に基づき、ごみの外部搬出の実現に努力をなされ、その他、コミュニティーバスの運行見直し、二宮ブランドの創造、地域推進課の中に「すぐやる課」的な機能を持たせた係員の配置等々、精力的に今日まで努力されていることは高く評価をさせていただきます。  しかしながら、二宮の顔である駅周辺の整備については、ご自身の後援会リーフレットには一言の記載もなく、大変残念に思ったのを昨日のように覚えております。  もちろん今の二宮町にとって、ごみ問題は最重要課題ですが、他の施策にも同時に思いをめぐらせていただき、町の将来を見据え、特に時間のかかる事業は早期に議論し、着手することが肝要かと考えるものであります。  そこで、要旨の1点目「駅北口広場整備計画」ですが、これについては「にのみや総合長期プラン」の重点プラン4「駅前・IT活性化プラン」の1で、「二宮駅周辺の整備による町民が誇れる町の玄関整備」に位置づけられ、「二宮町の最重要課題の1つとし、安全で快適な交通の確保を図るとともに、人々が楽しく集うことのできる空間の創造に努めます」とされています。このことは「にのみや総合長期プラン」策定の基礎資料とするため、町民及び町外から町への通勤者に町の施策に対する評価、今後のまちづくりに関する意見などを把握するアンケート調査を平成14年3月に行い、その中の都市的機能の整備の項目で特に重要とされた回答の中で、1位は北口・南口駅前広場やその周辺の整備(40.5%)、2位が歩道・自転車道の整備やバリアフリー化の推進(35.9%)でありました。重点プラン4「駅前・IT活性化プラン」の1は、この結果をとらえ計画されたもので、まさに町民ニーズにこたえた計画となりました。  他の調査の中でも、「駅周辺の整備について」の項目は、意見やアンケートの中に常に出てまいります。平成13年に設置された二宮町まちづくり100人委員会での提案内容にも、都市基盤整備のところで、「再開発等の手法により駅前・駅周辺の整備を計画的に進め、安全でにぎわいのある魅力ある空間を創出する」「人口3万人の町の顔としての駅前は狭く、活気がないので、北口周辺を再開発し、イメージアップを図る」とあり、さらに平成16年3月に出された「二宮町中心地市街化活性化検討調査報告書」でも、駅利用者アンケートの1位と3位が「北口駅前ロータリーを改善・整備する」「北口通りなどに歩道を整備し歩行者の安全確保を図る」という内容で、駅前広場について、回答者の声として、「年がいくと足が不自由なもので駅周辺を広くしてほしい」「朝夕など車でいっぱいです。タクシーもいっぱいで危ない」「現状の北口駅前の対応が十分機能していない」「早く駅前広場を整備して、バスが行き先別にとまれるようにしてほしい」等の町民の声が書かれており、短期的に取り組むべき課題では、安全性の確保として、北口通りや駅周辺の交通混雑の緩和が取り上げられています。  そして、「にのみや総合長期プラン」の中期計画策定の資料として、平成17年9月より12月にかけて実施された町民満足度調査の結果が「広報にのみや」平成18年3月号に掲載されております。行政はサービス産業の観点で言えば、町民は大切なお客様です。町民満足度とは、言いかえればCS、カスタマーズ・サティスファクション、すなわちお客様満足度なのです。この町民満足度調査こそ、行政が参考にすべき、そして目指すべき町民の方々の声なのです。  話をもとに戻しますと、掲載内容は満足度最下位に、二宮駅周辺の歩行者や車の往来のしやすさ等、駅周辺の施策の満足度が全般的に低い結果となっており、逆に、重要度の項目では3位となり、地震災害の備えに次ぐ結果となっており、町民の整備に対する要望の高さがこの資料からもよくわかります。  一方、議会でも、駅周辺整備については、昭和61年に駅広場対策特別委員会を設置し、平成6年に駅広場周辺対策特別委員会と名称に周辺を追加し、平成14年9月議会で解散するまでの16年間、駅周辺整備に取り組んでまいりました。昭和57年に二宮駅は橋上駅舎と改築され、町としては平成12年までに現在の広場の形に暫定整備を行い、その後の取り組みとしては、平成14年に駅広場周辺環境調査委託料として525万円をかけ、さまざまな開発計画を調査会社に委託し、平成16年には北口駅前広場再構築に伴う概略設計委託料745万5,000円で、目的は北口駅前広場の機能性、問題点、駅北口周辺整備の方向性を検討し、広場周辺の土地利用を含めた北口駅前広場再構築に伴う概略設計を行うとしていますが、早い話、北口駅前広場拡張に伴う概略設計委託であります。
     平成18年度には、交通バリアフリー基本構想策定委託料として500万円、さらに今年度も、二宮駅北口基本計画策定委託料として600万円予算計上しています。平成14年から本年度まで6年間で、駅周辺整備関係で約2,400万円をかけて調査や設計などの委託事業を行っており、いささか牛歩の感はあるものの、見た目では、いよいよ本格的に駅北口の整備に入るのかなという印象を受けるところであります。  朝夕の通勤時交通混雑緩和のため、通学路となっている北口駅広場の歩道部分を利用する学童の歩行安全を図るためにも、そして何より身体に障害のある方や高齢者等の、いわゆる交通弱者のためにも、まさに今、広場整備が望まれているところです。  そこで、現在、積極的に推進されている町道27号線(通称、学校道)拡幅改良工事が進む中、平成17年度に設置された二宮駅北口広場整備検討委員会で提言した内容の計画を具体化し、駅北口周辺の交通環境の整備を急ぐ必要があると考えますが、現状と今後の方針をお伺いいたします。  次に、要旨の2点目「駅西口改札の新設を望む」についてですが、「駅に西口をつくってもらうとありがたいね」、「定期やSUICAカード利用の自動改札だけでもできたら便利になるね」という声が山西地区にお住まいの方々より届いております。この件については、平成15年9月に二宮駅西口改札新設についての地区要望書が茶屋、釜野、梅沢の3地区長より出されており、その内容を見ると、「山西方面の人が二宮駅を利用する場合、西口改札があれば、駅利用が便利になるばかりでなく、駅に至るまでの道路渋滞の緩和にも役立つ。特に釜野・百合が丘方面の人たちは、公共バスが少ないため、自転車や送迎用マイカーに頼ることを余儀なくされているが、改札ができると、徒歩で少なくとも5分は短縮でき、歩ける範囲の人が増え、送迎用の車も減って、駅前広場も緩和される」としています。この要望書は16年度より継続して出されています。  また、県には、県内全域の鉄道輸送力の増強を促進させることにより、混雑緩和や県民の生活と産業の発展に寄与することを目的に、昭和39年12月に発足した神奈川県鉄道輸送力増強促進会議という組織があり、知事、副知事、県内全市町村長、神奈川県商工会議所連合会会頭、神奈川県商工会連合会会長が会員となっております。その促進会議よりJR東日本等の鉄道事業者に、毎年、要望事項を取りまとめて提出をしております。  二宮駅に関して、平成11年度よりの継続要望としているものについて挙げれば、1.二宮駅の貨物線に旅客用ホームの新設。2.二宮駅始発上り電車の増発。3.快速アクティ、及び湘南新宿ライン特別快速の二宮駅への停車。4.ライナー及び通勤快速の二宮駅停車。5.二宮駅西口改札の新設とあり、西口改札に関しての要望理由は「二宮町のまちづくりには二宮駅がその重要性を担っています。現在でも小田原市、大磯町、中井町の利用者が多く、そのため駅周辺が混雑しています。二宮駅の北口整備と同時に、西口の開発についても重点事業として取り組み、利用者の利便を図るため、二宮駅西口改札を新設されますよう要望いたします」としています。  そこで、このような要望を継続して促進会議を通じてJR東日本に出していることや、加えて山西方面の3地区より同内容の要望も出ている点から、当然、町としても二宮駅西口改札新設に関して何らかのビジョンをお持ちと思いますが、その見解をお伺いいたします。  以上2点のご答弁、よろしくお願いいたします。 5: ◯議長井上良光君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 6: ◯町長坂本孝也君】 おはようございます。杉崎議員の一般質問にお答えをしたいと思います。  駅周辺整備ということで、北口と西口という両方のお話ですけれども、北口広場という長年の懸案事項でありますけれども、私も議員のときには、委員の1人として参加をしてまいりました。北口駅前が今の広場のほとんどがJRの土地であるとか、隣接する事業所がそれを含めての開発であるとか、いろいろな難しい、財政的にも非常に高額なお金がかかるというようなことで踏み切れない、そういう意味でのなかなか進まない現状ということは今も変わりがないことです。  一方、人口が多少なりとも減り始めている。お勤めする方々が卒業して、団塊の世代が増えている。いわゆる通勤客が減っているのではないかというような傾向、そういう状況の中で、高額な予算を投じて今すぐやるのがいいのか、ほかを優先してやるのがいいのか、もう少し時間をかけて様子を見ながら開発をしていくほうがいいのかということになると思います。  私はこれから、この間の秦野、中井、二宮のサミットというか、そういうことも考慮に入れますと、秦野から二宮まで直通のバスができるとか、いろいろなこれからの展開に期待をすると同時に、そういうことが実現すると、やはり駅前整備というのはそのころには必ず必要になるのかなと。人数も増えてくるのかなというような予測はしておりますけれども、そういうことも実現する見通しが立ったときに、同時に駅前開発ということに移っていくのかなと。  西口なんかも、確かに便利にはなると思いますけれども、JRのほうのお客様が分割されるということで、それによって増えるということにはならないわけです。今まで南口に来ていた人が西口で乗るということになると思うんです。無人でやるとなんていう話もありますけれども、無人としても、管理人の1人ぐらいは置かなくちゃいけないのではないかなと。しかも地元負担でその工事をするということになりますと、やはり財政的には今の二宮の町としては非常に難しさがあるというような感じで今おります。  今までの経過、または今後の見通しという大ざっぱな話ですけれども、細かなことは担当部長よりお答えをさせていただきます。 7: ◯議長井上良光君】 建設部長。 8: ◯建設部長新井和明君】 それでは、順番にお答えをしてまいりますが、まず最初に、ちょっとお断りをさせていただきます。質問の内容が複数の部にまたがりますので、1回目は私のほうで代表してお答えをさせていただきます。よろしくお願いいたします。  今回、ご質問いただいた背景には、先ほどのご質問の中にもありましたが、二宮小学校の南側の町道27号線の拡幅改良工事が順調に進みまして、平成18年度には中央の部分約100メートルですが、改良が終わりました。19年度についても、これから小学校のほうに向かって拡幅改良工事を進める予定でおりますので、その辺からのご質問ではなかろうかと思います。ここまで進んできたのは、ひとえに沿道の権利者の皆様のご協力があったからというふうに私ども思っておりますので、この場をおかりしまして、改めて権利者の皆様方にお礼を申し上げたいと思います。  それでは、順番に質問にお答えいたします。  まず、1点目の北口駅前広場の整備の関係ですが、にのみや総合長期プランの重点プラン4「町民が誇れる町の玄関整備」として位置づけられており、その中でも、最重要課題の1つとなっています。また、町民の皆様からは整備の促進を求める声が多数寄せられていますが、整備に向けた課題もたくさん抱えているのが実情です。  まず、最初に、過去からの経過を若干説明させていただきます。二宮駅北口駅前広場は二宮駅北口から県道沿いの元町郵便局付近までの都市計画道路3-5-3の一部の区域として都市計画上、位置づけられております。つまり都市計画上の単独の広場ではないために、これを事業化する場合については、都市計画道路、今、申し上げました3-5-3の整備事業と一体で整備をしなければならないという条件がつきます。もし都市計画の事業決定を受けて都市計画事業として事業化するということになれば、事業期間の長期化や膨大な事業投資が必要となります。このために、決定から既に半世紀を経過しても事業化のめどが立たなかったというのがこれまでの経過でございます。  そこで、都市計画事業の整備手法ではなく、別の整備手法で事業化のめどを立てることができないかをいろいろ調査をして、検討してまいりました。平成14年度に実施した駅広場周辺環境調査で、現在の広場計画では町道27号線、これは都市計画道路3-5-4の一部になりますが、その街路機能、及び都市計画道路3-5-3の始点部分の約1,000平米が含まれており、街路事業にゆだねるべき部分を除外すると、広場面積として約1,000平米不足するということが確認されました。この結果から、東側に約1,000平米を加えて整備することが望ましいとすることも指摘をされました。  次に、平成16年度に実施した北口駅前広場再構築に伴う概略設計、これにおいては、現況交通量の把握、必要面積の見直し、課題の整理、用地の測量等を行い、東側の拡張部分を加えた面積の妥当性が確認され、街路事業との一体整備に無理があることと、各交通機能等の整理が可能であるということが確認されました。  さらに、平成17年度には、駅北口広場整備検討委員会を設置し、具体的な整備に向けた交通体系のレイアウト等についてご提言をいただきました。  平成18年度には、交通バリアフリー基本構想策定協議会を設置し、今後の整備方針に欠かすことのできない駅北口広場を中心としたバリアフリー化の意見をいただくために、ワークショップを開催し、多くの方にご参加いただくとともに、活発な議論を交わし、貴重なご意見をちょうだいすることができました。また、協議会において素案の検討がなされ、さらに意見募集も行いました。  現在は、交通管理者であります県警本部と協議中ですが、この夏ごろには交通バリアフリー基本構想の発表ができると思います。  今後は、二宮駅北口広場整備に向けた実効性のある整備計画を立てるため、平成19年度中に駅北口基本計画を策定し、早期整備に向けてさらに努力を重ねてまいります。  次に、2点目の駅西口の新設でございますが、二宮町のまちづくりを進めていく上で、駅周辺の利便性の向上は重要な課題であり、現在では南口広場の整備に続き、北口周辺の整備を進めております。それと同時に、町民の皆様が快適に通勤・通学ができるよう、湘南ライナーの全面停車やホームの増設、そして駅西口改札の新設などについて、神奈川県鉄道輸送力増強促進会議を通じて、東日本旅客鉄道株式会社に要望してまいりました。  今回、ご質問の駅西口改札の新設については、山西地区から地域の要望としてもいただいており、継続して要望してまいりましたが、東日本旅客鉄道株式会社からは、新設には多大な工事費や管理運営費が必要となり、それに見合うだけの旅客流動増加、要は利用客ですね、その増加が見込まれることが要件であり、利用者の大幅な増加を見極めた上での検討課題であるという回答をいただいております。  町では、このような回答も踏まえつつ要望活動を継続するとともに、北口駅前整備の状況や駅を利用される方々のニーズを十分把握した上で、今後のまちづくりにおける駅周辺整備の中で、一体的、長期的に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 9: ◯議長井上良光君】 杉崎議員。 10: ◯11番【杉崎俊雄君】 町長の回答はまさに予想をしていたとおりでございますけれども、費用対効果ですか。町長、須田泰三さんって覚えていらっしゃいますか。25年ぐらい前ですかね。商店の悩みは売上が上がるとすべて悩みが解決すると、そう言った先生ですけれども、町も実際そのとおりなんですね。税収、その他の収入があれば、すべての悩みが解決するということで、今、お金がないからできない、できないとおっしゃいましたけれども、この計画というのは、1年や2年でできないんですね。この前の委員会では五、六年、あるいはもっとかかるというようなことだったのですけれども、私は前向きに質問させていただきます。  今、部長がおっしゃったのは、実効性のある整備計画を立てて、早期整備着工ができるように進めたいというお言葉をいただきましたけれども、クリアしなければ、問題が多々あると思いますけれども、特に用地とお金の問題ですか。まず用地なんですけれども、およそ3,100平米が必要になるということでございますけれども、JRとの覚書により、今、無償で借りている土地約400坪ですか、これを買い取らなきゃいけない問題や、建運協定が、まだ生きているかどうかわかりませんけれども、その再協議と、東側部分の地権者の方との用地買収も残っていると思いますけれども、その辺についての見通しといいますか、お考えはどのようにお持ちなのか、用地の点ですね。  2点目は、事業費の関係ですけれども、一説によると十数億円かかると想定されているようでございますが、どのような財政措置、この事業が推進になるのか、考えるところでございますけれども、経済課では漁港整備について全協でも示されましたが、漁村再生交付金を見つけてこられたんですね。それをうまく利用して町長がやるようなことを各地区でいろいろ説明をしておりますけれども、されば北口整備でも同様の手法といいますか、そういうような交付金、補助金を見つけてきた、そういう金策をするのも1方法だと思うのですけれども、そういう交付金の当てはあるかどうか、それが2点目。もしそれが受けられたら、この計画は財政的にもそんなに苦労しないで進められるのかどうか、その2点だけお願いいたします。 11: ◯議長井上良光君】 建設部長。 12: ◯建設部長新井和明君】 まず、1点目の用地でございますが、JRについては、お金さえ出せば売ってくれると思います。こちらのほうは金額次第ですが、やはり一番問題なのは、東側に拡張するということで民地がまた絡むということで、27号線の先ほどもお礼を申し上げましたが、やはりそこにたどり着くまでには長い年月がかかっております。そのタイミングがうまく合えばできますし、それを逃すと、また数十年できなくなると。要は相続だとか、そういう問題でまたいろいろな権利が拡散していくということがありますので、幸いにして、今のところ東側部分については、定期的に中間報告で伺っておりますが、協力していただけるというような方向でございますので、反対という方がおられませんので、やはり千載一遇のチャンスではないかというふうにとらえております。  ただ、先ほどおっしゃっているように、町長も一番心配しているのはお金の問題、莫大な費用を投資して、それが効果が生まれなければということも危惧されておりますけれども、そこでお金の問題ですけれども、やはり整備内容によっては10億から20億かかるようになります。これは内容次第です。バリアフリーにするということで、既に議会の皆様には素案の図をお配りしておりますが、今ですと、広場の中を平面的に横断ができますが、今後、この広場整備をしますと、広場内を人が歩けないようになります。これは警察のほうの駅前広場に対する取り組みはどこでもそうですので、そうなると、立体的に人を移動させなければならないということになりますと、エレベーターの設置箇所が増えてくるわけです。例えば一般車の乗降場所、それからタクシー乗り場、これについては立体的にいかなければいけませんので、あと、上屋といって屋根ですね、屋根をどの範囲まで伸ばしていくかという、例えば3-5-5のほうまで伸ばしていくのかとか、いろいろありますので、そういうところを見て、大ざっぱに10億から20億ぐらいの間ではなかろうかという試算を立てております。  それに対する国庫補助でございますが、先ほど言いましたように、街路事業としてはやりませんので、そういう点での補助はつきません。  ただし、今、まちづくり交付金という制度がありまして、その中にこういうものがメニューとして入っておりますので、それを活用していくと。補助率が国が4割、あと町が6割ということになりますが、この辺も事業を実施するということになれば、やはり県からもお金を引き出すようなことも何か考えていかなければいけないのかなということもあります。ですから、あらゆるそういう補助金メニューを探して対応を図っていきたいと考えております。  以上です。 13: ◯議長井上良光君】 杉崎議員。 14: ◯11番【杉崎俊雄君】 まちづくり交付金があるということなんですけれども、ちょっと今、実現可能かどうかお聞きしたかったのですけれども、それは後で答えていただければいいんですけれども、その前に、これが多額な投資がかかって、なかなかすぐには手をつけられないよとおっしゃいましたね。バリアフリー新法が昨年12月に施行されました。その観点からも、分離整備といいましょうか、整備計画にもありましたとおり、今、言われたエレベーター、広場と改札階を結ぶエレベーターを、その広場整備に先駆けて設置したら、先ほども言いましたけれども、交通弱者の方々にも大変利便性が向上して喜ぶと思うのですか、その辺の考えはいかがでございましょうか。  それと、すみません、西口の件に対しては要望だけ言わせてください。  確かにお金のかかる問題で、JRは今、平塚駅かな、寒川で新幹線をつくるとき、私、ちょっと聞きましたけれども、JRではお金を出さないそうですね、民間になっちゃってからは。自治体が出せばいいですよということらしいんです。ですから、調査だけでもしておいていただければ、階段をつけて、どのような形態にするのかとか、お金は最低幾らぐらいかかるのかとか、そのような目安だけでも、また調査費がかかって申しわけないんですけれども、その辺は聞くわけにはいかないんでしょうか、どなたかに。大体、アバウトで結構でございますけれども。  それで、町長、1つお願いがあるのですけれども、ごみの問題が一段落したら、JRの方に会っていただいて、西口の情報ですか。どうしたらできるのよとか、その辺をちょっと聞いていただければありがたいなと、これは要望をしておきます。  では、そのエレベーターだけお願いいたします。 15: ◯議長井上良光君】 建設部長。 16: ◯建設部長新井和明君】 まず、先ほどちょっと答弁漏れしましたけれども、私ども事務方とすると、やはり直接、地権者の方とずっと交渉して、やっとここまで来ましたので、やはり最終目的は広場整備、広場につなげるというところにございますので、広場関係の権利者のご理解が得られるうちに整備をしたいと。1日も早く整備したいというのが本音でございます。  そこに財政的にいろいろ条件がかぶってまいりますけれども、その中で、去年、バリアフリーの関係でワークショップを開いて、いろいろな障害をお持ちの方、それから小さいお子さんをお持ちのお母さんなんかも参加していただいて、実際に町歩き点検をしていろいろやりましたけれども、その中で何ができるのかなというふうに見てきますと、やはり駅の中はエレベーター、エスカレーターがあってバリアフリー化はされているわけですけれども、そこにたどり着けない。それから、エスカレーターが南北の階段にありますけれども、これも一々係員を呼ばなければ対応できない。それから、対応できる時間帯も生きがい事業団の勤務時間内ということで限られているという、非常に変則的な状況が続いておりますので、やはりワークショップまで開いてそういう声をいただいておりますから、まず、できることからもしやれるとすれば、エレベーターは真っ先にやりたい。  エレベーターをやるには、どの場所につけるかということを確定しなければできませんので、それを怠りますと手戻りが出てまいりますので、それにはやはり19年度でやる基本計画の中できちっと位置を決めて、それで交通管理者とかJRとかに協議をして、つける場所が決まれば、やはり最優先でやっていきたいというふうに考えております。 17: ◯議長井上良光君】 杉崎議員。 18: ◯11番【杉崎俊雄君】 それでは、要望です。  都市基盤整備には多額の資金が必要ということで、北口にしても、西口にしても、お金のかかる話ばっかりで大変申しわけないんですね。しかし、お金がない、お金がないから何もできない、何もしないというネガティブな発想ばっかりでは、町の将来はちっとも明るくならない。それこそ夢も希望もなくなってしまうと私は思います。  また、夢も希望もないどころか、新しく住む人もなく、町の魅力もなくなり、人口減少に拍車がかかってしまうそうであります。  所信表明では、町長は未来に夢が持てる云々のほかに、お年寄りから子どもたちまで、すべての町民が心地よさを感じ、住んでよかった町、住みよい町と思えるまちづくりを町民の皆さんとともに創造していくことが課せられた使命と肝に銘じ、としていますね。駅周辺整備もこのことに全く当てはまると私は思います。  先ほど部長がおっしゃいましたまちづくり交付金には、多分、期限があると思うんです。ですから、今、このチャンスを逃したら、大げさな言い方じゃないんですけれども、北口整備はあと10年、20年、30年できないのかなと私は思う次第であります。  ちょっとこれは提案なんですけれども、交通シミュレーションに関して、国交省の暮らしの道ゾーンなんかの補助金もちょっと私、インターネットで見て、あるらしいんですけれども、そのような活用も考えていただけたらいいのかなと思うわけであります。  先ほど部長が言いましたけれども、交付金も半分ぐらい出るそうでございますので、無理な資金計画ではないと私は思うんです。今、おっしゃった地権者との話し合いとか、そういうふうに時間がかかるわけですから、ゴーサインを出しても、年々ごとにお金が必要なんでしょう。一遍に十数億必要じゃないわけでしょう。ですから、今のうち、早い時期にやっていただいたらいいと思うのですけれども。一番心配しているのは、やっぱり小学生なんです。通学のときのお子さん、この安全性も一番心配していることであります。  町長、これはほんとうに要望でございますけれども、今、担当の話だと、やりたいようなお話がちらちら耳に入って、担当の方はもうスタートラインについて、手をついちゃっているんですね。ピストルの合図をするのは町長しかいないんですよ。この間もどこかの会合でキャッチフレーズでありましたけれども、「今が出発です」といういい言葉がありましたけれども、でも、エレベーターだけでも先にやってくれそうなご発言をいただきまして、ありがとうございます。多くの町民が望んでいる北口整備計画を早急に具体化し、整備着工をしていただきたく、これはほんとうに要望します。  最後に1点だけ、もしこの計画をずっと進めないなら、北口に関しての整備とか調査とか、そういう委託料とか計画は一切やらないでください。これはほんとうに強く要望しておきます。  終わります。 19: ◯議長井上良光君】 杉崎議員の一般質問を終結いたします。  次の方、お願いします。 20: ◯議長井上良光君】 二見議員。             〔2番(二見泰弘君)登壇〕 21: ◯2番【二見泰弘君】 おはようございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をいたします。私は二宮町立小学校英語教育推進事業について質問をいたします。  国では、最近、教育制度の見直しが急速に進んでおり、教育三法の改正や安倍内閣の重要課題に掲げる教育再生についての議論をするために有識者の会を発足させ、日本にふさわしい教育体制を構築し、教育の再生を図ることを目的にしていますが、先日、第2次報告がされましたが、その中に学校選択性の導入、授業時間の10%増、週5日制の廃止、小学校に英語教育導入等がありますが、ここでは小学校の英語教育について質問をいたします。  日本人は今までに多民族との接触があまりなく、共存したり、他の言語を学ぶ必要がなかったので、国、民族、国境や他民族とのかかわりに関する意識が低い傾向にあると言われてきました。子どもたちを取り巻く言語環境は少子化、核家族化、さらに子どもたちの遊びの形態的な変化も相まって、危機的状況にあると言われています。  そこで、幼児期からの教育現場において、コミュニケーション能力を育成するための具体的な方法や考え方を受け入れながら、2002年度から施行された学習指導要領では、総合的な学習の時間の中で、国際理解に関する学習の一環としての外国語会話等を行うときは、学校の実態等に応じ、児童が外国語に触れたり、外国の生活や文化等になれ親しんだりする等、小学校段階にふさわしい体験的な学習が行われるようにするとあり、単に語学の学習や中学校の外国語教育の前倒しではなく、外国の文化に親しむ、異文化の理解を図ることが大切であると思いますが、二宮町の小学校においては、実際、どのような英語教育が行われているのか、どのような成果が上がっているのか、そして今後の小学校の英語教育はどのような取り組みをしていくのかお聞かせ願いたい。  以上3点を質問いたします。 22: ◯議長井上良光君】 教育長。 23: ◯教育長内海博治君】 二見議員からのご質問の、二宮町立小学校英語教育についてお答えをいたします。  二見議員ご指摘のように、日本でもグローバル化が進んでおり、子供たちが21世紀を生きていくためには、国際共通語になっております英語によるコミュニケーション能力を身につけることが子どもたちにとっては大切なことだと、こんなふうに思っております。  こうしたことから、二宮町では英語を媒体として楽しく活動しながら、だれとでもコミュニケーションができる力を育てることを目的といたしまして、平成14年度から年間約500万円の予算を計上し、町内全小学校に英語を母国語とする英語指導助手、いわゆるALTを派遣して、小学校1年生から6年生までの児童に英会話の授業を進めておるわけでございます。  また、平成16年度から3年間、一色小学校が神奈川県教育委員会から小学校英会話活動の研究指定を受けまして、研究を行い、昨年の11月にはその成果を報告会として全県の小学校の先生方に発表したところでございます。  なお、平成18年度には一色小学校の研究の成果を町内の二宮小学校、山西小学校にも広げるとともに、その成果を中学校にも広げていこうということで、町内5校の小・中学校が協力して小学校英語教育推進事業、こういうものを立ち上げ、小学校間、及び小・中学校間が連携した中での取り組みを進めております。  先日、次長と2人で私も一色小学校に1年生の英語授業を参観に行ってまいりましたが、子どもたちは伸び伸びと楽しそうに、ゲームというか、パズルを通して英会話の授業を受けておりました。この授業は英会話のみならず、コミュニケーション能力をつけるといった面からも私は効果があるというふうに思っております。また、二宮の特色ある教育として、ぜひとも今後とも継続して実施していきたいと、こんなふうに思っております。  なお、ご質問の詳細につきましては教育次長から報告をいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 24: ◯議長井上良光君】 教育次長。 25: ◯教育次長【原 幸男君】 それでは、要旨につきましてご答弁させていただきたいと思います。  まず、1点目の、実際どのような教育が実施されているのかということについてお答えをさせていただきます。現在、小学校全3校、全学年の児童が教育委員会で策定した学年ごとの年間指導計画に沿って、年間10時間から14時間、担当教諭とALTが協力して授業を進めていくチーム・ティーチングによる英語教育を続けております。  また、先ほど教育長の答弁にもありましたように、平成16年度から3年間、神奈川県小学校英会話活動の研究指定を受けた一色小学校では、毎週1回、始業前の15分間を利用して、担任教師だけによる授業、イングリッシュタイムと言いますけれども、これを行っております。  小学校へ派遣するALTは、町で直接、雇用いたしましたオーストラリア人のご夫婦でございまして、年間指導計画や教材の作成、中学生国際交流事業への支援を初め、大変熱心に取り組んでおります。  続いて、2点目のどのような成果が上がっているかということでございますが、研究指定を受けた一色小学校の報告では、限られた言葉から相手を理解する取り組みでもある英会話活動を取り入れることで、相手の話を一生懸命聞こうとする、相手の思いを感じようとする、表現力が豊かになるなどのコミュニケーション活動の基礎が育てられたとの報告がなされております。  また、その中から、優しさや思いやり、自他の尊重、豊かな人権感覚が培われてきたとの報告をされておりますし、中学校の英語教員からも、英語への抵抗がなくスタートが切れるという声も聞かれております。  なお、参考でございますが、平成18年度の調査では、二宮町立中学校3学年在籍者263名中、これらの生徒は小学校5年生のときから英会話活動を始めているわけですが、2学期末までに英検の3級以上を取得している生徒が77人で、29.3%で、中郡内3市2町の平均値の23.9%を上回っておりますし、資格を取得していませんが、3級以上の力があると英語の教員が認めている人数12名を含めますと、33.3%となりまして、3名中1名は3級以上の力を持っていると言えると思います。  続いて、3点目の今後の小学校英語教育はどのようにしていくのかということでございますが、議員のご指摘にもありますように、小学校の英語活動が、単に語学の学習や中学校の外国語教育の前倒しということではなくて、外国の文化に親しみ、異文化の理解を図るということが大切でございます。二宮町においても、従来の外国語への抵抗をなくし、だれとでもコミュニケーションをしようとする力を育てるという目標を大切にして取り組んでいきたいと思います。  また、従来、実施してきた担任とALTとのチーム・ティーチングとともに、一色小学校の取り組みに見られるような10分から15分程度の担任だけで実施する英語活動や、校内放送を利用し、全校一斉に英語を聞くイングリッシュ・シャワータイムの取り入れなど、他教科とのバランスも考慮した中で、よりよい取り組みができるよう検討していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 26: ◯議長井上良光君】 二見議員。 27: ◯2番【二見泰弘君】 現在、英語は地球上で20億人の人が話すと言われている言語でありまして、また、今日、英語は最も地球上で使われている言語と言われています。アジアの国々でも、近隣、韓国では、1997年から初等学校で教育が行われていまして、中国でも都市部では小学校3年生から英語の授業がほぼ毎日、行われていると言われています。  我が国でも、教育制度の見直しが急速に進んでおり、文科省の調査では、全国の英語教育を行っている小学校は9割にのぼっております。その中の公立小学校の1万人の保護者の意識調査の中に、英語教育を必修化すべきかどうかという調査がありまして、そう思うと答えた保護者が70.7%いるということでございます。それだけ保護者の英語に対する関心は高いということでございまして、二宮町でもキッズの英会話スクールとか、英会話教室は満杯状態でありまして、小学生の関心はほんとうに増えているということでございます。  現在、二宮町において2名のALTを3小学校にローテーションを組んで派遣しているということですが、ALTというのはアシスタント・ランゲージ・ティーチャーでございまして、隣の大磯町では今年度から幼稚園にも1名、ALTを派遣ということで、あと大磯小学校、国府小学校各1名ずつALTを派遣していると聞いていますが、二宮町でも、幼稚園はともかく、3つの小学校にALTをぜひ派遣していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  また、教師もこれから英語研修をしっかりしていかなければならないと思いますが、教師の英語研修をこれからどうしていくのか、お聞かせ願いたいと思います。  また、英語教育はゲームとか、歌とか、そういう教育らしいですけれども、文科省の調査でも、高学年の英語教育はゲームや歌は飽きてきていると。そういうわけで、英語先進地の学校では、高学年にはALTから今度はNETという先生、英語指導講師を派遣しているところが出てきていますので、ぜひ二宮もこれからそういうふうにしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。  また、外国人になれ親しむためにも、現在、二宮町には外国籍の皆さん、176人いらっしゃいますが、その中からボランティアを募りまして、子どもたちにネイティブな文化やコミュニケーションを図るという、そういう交流会もあったらいいと思いますけれども、いかがでしょうか。  以上、再質問をいたします。
    28: ◯議長井上良光君】 教育次長。 29: ◯教育次長【原 幸男君】 幾つかございましたので、お答えをさせていただきたいと思いますが、まず、議員ご指摘のように、英語は現在、国際語の地位を占めておりまして、自由主義諸国はもちろんのこと、共産圏から社会主義国まで幅広く学習をされている言語でございます。  隣の韓国では、1997年3月まで小学校の段階的に英語が正規教科として導入されておりまして、2000年には3年生以上の全学年で週2時間、国のカリキュラムに沿って学習されているということでございます。  また、中国における小学校の英語教育については、従来の文法重視の英語教育から、実用的、運用能力の向上に向け、スキルを身につけるということを目標にしているそうでございます。コスト面の問題もあり、英語を母国語としている人を雇うということは、韓国・中国ともに積極的ではございませんが、中国人教師が授業そのものを英語で行うということで徹底をしているようでございます。  参考までですが、国際的な英語検定のTOEFLというのがあるのですが、そこのスコアだけで英語力を判断できるわけではありませんが、1980年代後半から90年代後半にかけての10年間の中国のスコアの伸びは、日本の約4倍に達しているということで、少なくとも中国の英語教育は変わりつつありまして、それが成果に反映されてきているのは事実ではなかろうかなというふうに言えます。  ご質問の英語教育の必須化ということでございますが、2006年の9月に実施されました民間業者のベネッセの調査によりますと、保護者の76.4%が賛成でございまして、かつ週に1時間増やせるとしたら、どの授業時間がよいのかという質問に対する1位の回答も、25.4%で英語ということで、第2位は20.7%で情報ということだそうです。  しかしながら、小学校教員の英語の必須化に対する賛成意見は30%を超える程度でございまして、導入後の指導に対する不安も若干のぞかれるということでございます。  それから、次のご質問の英会話の研修ということでございますが、二宮町では平成14年度に授業づくり研究会を発足させまして、英語科についても小学校教員が参加いたしまして、小学校・中学校の教員が授業研究を通して研究討議をするという場を設けてございます。また、夏期休業には、要するに夏休みですね、英会話研修会を設けてございまして、希望参加であるものの、毎回、多数の小学校教職員の参加が見られます。  また、それと並行いたしまして、スムーズに英語教育を小学校へ導入するためには、英語を専門的に指導できる教員や指導補助のできるALT、アシスタント・ランゲージ・ティーチャーですか、その派遣は不可欠だと思われます。  それから、ALTの派遣の関係でございますが、ご指摘のように、大磯町では本年度よりALTを1名増員し、町立幼稚園へ週1回の派遣を始めたということでございますが、英語学習をスタートする年齢につきましてはさまざまな議論がございます。小・中学校へ派遣するALTの適正日数等も含めまして、ぜひその件につきましては、今後も検討させていただきたいというふうに思っております。  なお、ご指摘のNET、これはネイティブ・イングリッシュ・ティーチャーですか。ということは、ネイティブというのは英語を母国語にしているということらしいんですが、その派遣についてですが、幸い、二宮町のALTは当初より英語を母国語としております教師でございまして、ネイティブ・イングリッシュ・ティーチャーということで採用させていただいてございます。  特に小学校の低学年から、ネイティブの発音を耳にするということは、児童の発達段階から考えても大切なことでございまして、今後もALTの派遣はぜひ継続をさせていただきたいというように考えてございます。  それから、最後でございますが、町内在住の外国人のボランティアさんの活用ということでございますが、これは先ほど来お話しさせていただいております一色小学校につきましては、2学期になかよし広場ということを設けてございまして、これはPTAと学校の共催行事として設けてございます。その中で、平成17年度以降でございますが、開催されておりまして、数種類の英語ブースでは、二宮町内を初めとする外国籍のボランティアの方々が活躍をされております。  議員ご指摘のように、二宮町に在住する外国人の方々が英語教育だけではなくて、それぞれの国で生まれた文化を披露し、それをともに享受することができれば、本来の意味で、国際化の一歩を二宮も踏み出すことになるというふうに考えております。  教育委員会といたしましても、英語というコミュニケーションの手段を通しまして、本来の国際化に近づくべく、取り組みが各校で展開されやすい環境づくりに努めていきたいと、このように考えでございます。 30: ◯議長井上良光君】 二見議員。 31: ◯2番【二見泰弘君】 詳細な答弁、ありがとうございます。  小学校の先生も今後、英語の必修化になっていきますと、英語について非常に勉強していかなければならないと思うのですけれども、今、答弁いただいた中に、授業づくりの研修会の中の英語科についての研究討議とか、夏期の、夏休みですね、英会話研修会を開いているそうですけれども、その辺の詳細を簡単で結構ですので、教えていただきたいと思います。  また、最後の質問ですけれども、町長にちょっとお聞きしたいのですけれども、どこの子ども英会話教育市場も満杯状態で、保護者の英会話教育に対する熱意が伝わるような気がしますけれども、二宮町において、町長の英語教育についての見解をちょっとお聞かせ願いたいと思います。  以上です。 32: ◯議長井上良光君】 教育次長。 33: ◯教育次長【原 幸男君】 それでは、2点ほどございましたが、授業づくり研究会の関係と、夏期の英語研修の関係でございますが、まず、授業づくり研究会につきましては、二宮町の子どもたちが、きょうも学校に来てよかった、勉強できたと思えるような学校づくり、それから自分に自身を持って、学校教育の大きな特色でございます他とのかかわりに喜びを感じる子どもたちの育成、そして学び続ける意欲という生涯学習の基礎固めを指導する、または支援するものとして、社会の変化に応じた学校教育のあり方や、将来、社会に出ていく子どもたちに求められる資質など、研究と論議を要する課題に対するため、小学校と中学校の全教師が互いに集い、教科領域等について理解し合う必要があるわけでございまして、このような授業づくり研究会を実施しているわけでございます。  そこで、平成14年度に授業づくり研究会を立ち上げたわけでございますが、平成15年度からは「一人一人が輝く授業づくり」をテーマといたしまして、授業研究を通して継続的に研究討議を進めている事業でございます。  なお、本年度は8月21日に全体会を開催いたしまして、11月5日には全分科会で授業研究、研究討議を実施する予定となってございます。  次の、夏期の英語研修の関係でございますが、これは平成16年度、それから18年度には各小学校で2日間、半日日程で、先ほどのネイティブではございませんが、ネイティブの講師によります研修を実施してございます。内容的には、日常使用する会話だとか、旅行で使用する会話ということで、それに興味を持ってもらって参加をしていただくということでございます。  それから、その間の17年、今年の19年につきましては、やはりネイティブの講師も国際交流の支援でオーストラリアにいたために、全教員を対象に2日間、希望参加で実施をするという予定でございます。  以上でございます。 34: ◯議長井上良光君】 町長。 35: ◯町長坂本孝也君】 町長の考えはどうだということですけれども、今、お話を聞いていまして、小学校でそういう英語教育を充実させてやると。その次に、その子たちが西中と二中に分かれますね。そこでも同じようなことが行われないと、6年間、せっかくやってきたのが乱れていくわけですよね。そして、その子たちが今度は高校に行く。その高校はどうだというと、そういうことに特化した学校に行くなら、当然、その子どもたちの人生の中では、英語というものの確立はすごく理想に近くなるはずなんです。でも、途中でそういう教育自身が途絶えるという道を歩む人たちのほうがはるかに多いのではないかなと。小学校、中学校、高校、大学と。要は何のためにやるのかなというふうによくよく考えると、私はむしろ補修というような、希望者、そういうほうに私は行きたい、僕は行きたいというような人たちを集めて、それが時間外の授業として特別公費で仕込んでいくというようなやり方のほうが、はるかに将来に向かって有効ではないかなと。なぜ全員が英語を半強制的というか、授業として受けなくちゃいけないのかというのは、自分でもちょっと疑問があります。  要するに、今、そういう流れだから、時代だから、国の政策だからということでやっているんでしょうけれども、これからの時代というのは、むしろ中国語のほうが大事じゃないかなとか、いろいろなことを考えます。でも、ベースとして英語をやるんだということにするならば、とにかく成人しても、そのことが通用するような社会をつくらなければ、せっかく小学校で一生懸命育てたのが無になるような気がするわけです。その辺の仕組み、要するに社会の仕組みを、全体として英語がしゃべれる日本人になるんだと、どこへ行ってもみんながしゃべれるんだというようなことを目標にやるということの中の小学校の部分ということなら私は大いに賛成ですけれども、今、そういうふうでもない。そうすると、そのことが何かピンぼけに途中でなっていくのかなというのがすごく心配なんです。  我々も中学のときから英語というのはありましたけれども、それがすごく好きで、そういう方向に行く人もたくさんいたかもしれませんけれども、ほとんどが、時代もそういう時代だったからかもしれませんけれども、途中でそういうことから抜け出して、英語がしゃべれない、英語はあまり得意じゃないという人のほうがはるかに多いわけですけれども、やはり社会全体で何を求めるのかという目標値が先にあって、その一環として、小学生からも、幼児教育からもそういうものを育てていくのだという指針が国にあったら、それはすごくいいことだなと。今のはそこまでは行ってないみたいな気がするので、もうひとつよく考えたほうがいいかなというふうにも思います。  以上です。 36: ◯議長井上良光君】 二見議員。 37: ◯2番【二見泰弘君】 要望で。町長、今、見解を述べられたけれども、国の教育再生会議の中に、先ほど言いましたように、第2次答申の中に、小学校に英語教育を投入すべきだという答申も出ていますので、また、保護者が非常に英語に対して熱意を持って英会話教室に子どもを通わせているということも事実なものですから、どうか二宮の町立小学校、中学もそうですけれども、学校教育の中で、もっと推し進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  終わります。 38: ◯議長井上良光君】 二見議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前11時5分から始めます。                          午前10時42分 休憩    ────────────────────────────────                          午前11時05分 再開 39: ◯議長井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 40: ◯議長井上良光君】 小笠原議員。             〔4番(小笠原陶子君)登壇〕 41: ◯4番【小笠原陶子君】 通告に従い、一般質問いたします。  二宮町は、昭和40年代の百合が丘の住宅開発から始まって、都心まで通うサラリーマンのベッドタウン、良好な住宅地として栄えてまいりました。しかし、近年は人口減少傾向が続き、税収も下降しております。  日本全体では人口が減少していても、東京都や神奈川県はむしろ増加傾向にあります。そういった状況の中、私は二宮町の成り立っていく方策の1つは、快適な住宅地の価値を高めることだと考えております。住みたいまち二宮、子育てしやすい、暮らしやすい二宮町をアピールし、家を買う、アパートを借りるなら二宮町というふうにしていきたいと考えております。毎日、一生懸命働き、税金を納めてくれている人々のために、優先順位を上げて通勤・通学のしやすい町として整備していかなければならないと考えております。  また、二宮駅前は狭く、車の乗り入れを減らすためにも、自転車やバイクの利用を推進するのは町の役割と考えております。  さて、そこで私の質問になります。要旨1にあります町の有料駐輪場には51cc以上のバイクはとめられず、駅裏の勝負前公園わきか、国道の二宮交差点のところにしかとめられない状況ですが、改善できませんでしょうか。  毎年、二宮町に納められている軽自動車税がありますが、平成17年度は平成16年度とほとんど変わりませんし、平成18年度がまだ出ておりませんので、平成17年度で申し上げますが、原付1種、要するに50cc以下なんですけれども、これが2,788台ございます。原付2種の90ccは167台、250cc以下は408台、二輪の小型自動車という言い方をしまして、普通は大型二輪と呼んでいるものなんですけれども、それが349台ありまして、今、申し上げました原付2種以上を合わせると、1,018台になります。要するに50ccの原付1種の3分の1の台数が二宮町で動いていて、税金を払っているわけであります。  50ccバイクだけに屋根があり、風雨にさらされない駐輪場の施設が確保されているのは、大変不公平だと私は考えておりますが、それについて町側の考えをお伺いいたします。  要旨2でございます。無料の駐輪場を整備し、使いやすくしてほしいということについてでございます。二宮町は放置自転車も少なく、今ある駐輪場の管理については、担当課とともに、生きがい事業団の方々の努力でほんとうによく頑張って、日々、整理・整頓に励んでいただいていると、まずもって感謝いたしております。  それで、1カ所、勝負前の無料駐輪場なんですけれども、そこは地面のところが砂利で、雨でも降るとすぐ水たまりになります。とても情けないですし、坂を上るための木の板も雨の日は滑りそうで、ほんとうに怖いんです。役場の担当課は常に見に行って、土や砂利を足してくれていますけれども、アスファルトを敷けば、そんなことで担当課も行ったり来たりしないで済むわけですし、利用者も非常に快適になります。  それと、この坂下の役場下の無料駐輪場がございますね。ここは一番駅に近くて便利な分、とめる車が多くて、敷地に対してあふれるようにとめております。もちろん一生懸命整理していただいておりますけれども、それでも私のような柄は大きいですけれども、腕力がない人間といたしましては、ちょっと見るだけで、とめるのはあきらめるという状況です。二宮町は都市整備課の持っている代替地用の土地を無料駐輪場に開放して活用しているので、地面はいじれないという論理で今まで来ているのですけれども、当分、代替地として売り払う当てがない土地のようでございますので、その部分については、ぜひ有効に活用していただきたいと思うわけです。  立体駐輪場横の、現在、草がぼうぼう生えて放ったらかしにされている代替地もあるのですけれども、あそこもぜひ、ただ草を生やしているだけだったら、自転車のために開放してほしいのですけれども、それについてのお考えをお伺いしたいと思います。  要旨の3です。大人のための自転車の正しい乗り方安全教室をやることについてはどうかということなのですが、自転車の正しい乗り方というのは知っているようで知らない人が多いです。私は3年前、スウェーデンとデンマークに自転車を初めとした交通政策の研究視察に参加した経験がございます。そもそも日本と北欧の自転車の扱いが最も違う点は、歩行者との分離を目指していることです。かつて日本では自転車は車の仲間として車道を走っていました。今もそういう位置づけだと思います。  しかし、車との事故が多くなったために、自転車利用者の保護のため、歩道の指定のあるところでは走れるように変更されております。しかし、指定がなくても、現実にはほとんどの人は歩道を走っているのが現状です。私はもう指定があろうがなかろうが、自転車は歩道を走るものだと思い込んでおりまして、最近、そうじゃないということを知ったぐらいでございます。そういうふうに歩道を走らせることによって、自転車と車の事故は減ったんでしょうけれども、今度は歩道を歩く方と自転車の間でのトラブルが発生し、歩行者は落ち着いて歩きにくくなっておりまして、高齢者にとっては、自転車が脅威に感じられる状況も生じております。  自転車はその性質から、歩行者と車の中間に分類されるので、北欧のように歩道と自転車道を区別するのが歩行者と自転車の両者にとって望ましい本来の姿だと思いますが、そこまで行くのは相当時間がかかると思います。現状の中で安全に自転車を走らせるために、子どもたちは学校での指導がありますけれども、大人も改めて学ぶ必要があるというふうに考えております。町としては大人の安全教室を実施しているのか、それに対する対策はどう講じているのかをお伺いいたします。  4番です。県道整備が進められておりますけれども、現在、進められている二宮・秦野県道の歩道は、当初、幅3.5メートルを予定していましたけれども、昨年の2度の県側の説明会において、近隣住民の意向を受け、幅3メートルとなりました。そうなったために、当初、自転車と歩行者を分けるラインをつくる予定だったのが、できなくなったというふうに県のほうの担当者から伺っております。その部分について、今後どういうふうにしていくのか。特にここの範囲、県道は一色方面や緑が丘の中学生の通学路であるために、朝夕、自転車を使う中学生も多いので、とても心配しているのですけれども、どう安全を確保していくおつもりなのか、担当課の考えをお伺いいたします。  5番です。二宮町の総合長期プランや環境基本計画実践行動計画に自転車の積極的な推進に関する位置づけが、残念ながら記されていません。特に二宮町の総合長期プランにはほとんどないような状況で、大変びっくりいたしましたが、今、地球温暖化防止のために、CO2削減が叫ばれていて、ノーカーデーの推進など、それをするためには徒歩か自転車か、公共交通の促進こそ最重要課題と言われております。  町は、今年がちょうど総合長期プランの見直しをする年で、今年度、改定に向けて動いているようでございますけれども、ぜひ自転車における快適生活を位置づけることが必要だと考えておりますが、町の考えをお伺いいたします。  以上、要旨5項目にわたってお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 42: ◯議長井上良光君】 総務部長。 43: ◯総務部長【高橋克美君】 小笠原議員のご質問についてお答えさせていただきます。ご質問の内容が複数の部にまたがる事項がございますが、1回目の答弁といたしまして、総体的にご答弁させていただくことをご了承いただきたいと思います。  まず、1点目の、町の有料駐輪場に51cc以上のバイク利用を認め、その対策についてのご質問にお答えさせていただきます。二宮町の3カ所の自転車駐車場は、自転車の安全利用の促進、及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律に基づくもので、第2条の定義の中で、自転車等駐車場とは、自転車または原動機付自転車の駐車のための施設であり、ご質問の51cc以上のバイクの駐車は法的に認められておりません。  その中で、北口自転車駐車場は条例で自転車及び原付自転車を駐車できることとし、また栄通り、及び南口自転車駐車場は条例の中で、自転車のみ駐車することとなっております。  そこで、その対応策として、二宮交差点、及び勝負前の臨時無料駐輪場に自転車や原付バイクはもとより、自動二輪車等のバイクも駐車できる施設を設けております。  また、駅周辺には民間の駐車場が、町で把握している限りでは9カ所、自転車・自動二輪を含むバイクが400台程度収容可能となっております。町でも自転車等の放置防止を図るために、民営自転車等の駐車場施設を設置する場合に、建設費の補助を実施しております。  ご指摘の50cc以上のバイクの対応として、町では現在の北口自転車駐車場の利用を図ることが困難である以上、2カ所の無料駐輪場を利用していただくか、民間駐輪場の施設を利用していただくことになります。  2点目の、無料駐輪場を整備し、使いやすくすべきというご質問についてお答えさせていただきます。  最初のご質問でも触れましたが、現在、町にはバイク用の無料駐輪場が2カ所ございます。この管理は日曜・祝日を除く毎日、生きがい事業団の方によって整理整頓をお願いしております。また、勝負の前では、コンクリートが打ってありませんので、雨が降ると水たまりができるという問題点がありました。議員もご指摘されたように、この土地は公共事業の代替地として取得された土地でありますため、しっかりとした施設整備はできないために、必要なときに敷地内に砂利を敷いて対応することとしております。生きがい事業団の方に利用者からの要望等の声があったら、町に報告するようお願いしておりますが、現段階では特にない状況です。町としては、万が一要望等があるようでしたら、できる範囲で対応することを考えております。  3点目の、大人の方を対象にした自転車の正しい乗り方教室の実施についてお答えさせていただきます。現在、町では自転車を覚えたばかりの小学生を対象にした乗り方教室を大磯警察署や大磯地区交通安全協会等と連携して、毎年度、小学校単位で実施しており、その際には、保護者も一緒に教室に参加していただき、子どもだけでなく、大人も交通ルールを覚えてもらうようお願いしております。  町では、自転車運転モラルの悪化から、自転車運転者が被害者となるだけでなく、加害者となる事故が問題となっている状況から、高齢者も多く、また地形的にも傾斜のある細い路地も多いため、交通安全対策事業の一環として、広報3月号で大きく取り上げ、掲載いたしました。  ご指摘のとおり、自転車を利用するのは子どもばかりでなく、さまざまな方がおられますので、乗り方教室の必要性も認められると思います。現に大磯警察署や県の暮らし安全指導員等でも、要請があれば、開催について連携する意向を持っておられます。町としても、交通事故を減少させるためにも、地域や団体等で実施要請の声があれば、関係機関と調整して取り組んでまいりたいと思います。  4点目の県道整備が進められているが、歩道と自転車道の区分の実施について、及び中学生等の安全への配慮についてお答えさせていただきます。  秦野県道整備は、以前から車道と歩道との段差があり、特に車道への出入り口付近が多く、波打ち状態で、特に歩行者が高低差に苦慮しておりました。現在の整備はバリアフリー化の一環で行う整備でありまして、ご存じのように、既存施設内の改良による歩道の拡幅、バリアフリー化で、車道を少し狭め、歩道2.5メートルを幅3メートルに拡幅するものでございます。  このような点から、バリアフリー化による誘導ブロックの設置や、幅員構成により、自転車道の区分につきましては、所管しております平塚土木事務所での話し合いでは難しいとの回答です。また、安全に対する配慮につきましては、以前の構想からすると、幅員構成やバリアフリー化により、より配慮した構造となるとの説明です。  最後に、5点目の町の総合長期プランや環境基本計画実践行動計画書への自転車の生活に対する位置づけについてお答えさせていただきます。  地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊等の地球環境問題抑制のため、できるだけ電気、ガソリン等の資源とエネルギー使用量を減らすことが重要でありまして、そのための施策として、省資源・省エネルギー活動の啓発と推進が挙げられ、具体的には自転車や徒歩による通勤を増やし、環境に負荷をかけない行動の推進が二宮町環境基本計画実践行動計画書に位置づけられております。今後とも町としては、前段でお話しいたしました自転車の安全乗り方教室とあわせ、公共交通機関、自転車、徒歩での通勤・通学等を増やすことにより、自家用車からの排ガス削減を図るための広報活動を展開し、環境にやさしいまちづくりに取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 44: ◯議長井上良光君】 小笠原議員。 45: ◯4番【小笠原陶子君】 順番に行きます。まず、立体駐輪場は50ccまで、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律の第2条の位置づけだと、原動機付自転車までということで、51cc以上はそこには入らないということでございます。町としてはその対策として、国道の二宮交差点と勝負前の無料の駐輪場を確保しているということで、それはないよりは確保していただいて、とてもありがたいというふうには思っておりますけれども、今、90ccのスクーター型のバイクですと、ほとんど50ccと大きさが変わらない中で、免許証さえあれば、やはり90ccとかはすごく乗っている人は楽なんです。交通ルールも、原付だと出すスピードも限定されますけれども、大変乗りやすい中で、あそこのシートの中にかっぱを入れて、雨が降ったら、そこでかっぱを着て帰るということも多々あるのですけれども、50ccで立体のところにとめられる人は、ぬれないでかっぱを着れるけれども、国道のそばの二宮交差点のところですと、ぬれながらかっぱを着なくちゃいけないですし、ちょっと駅まで離れていますし、どうしてこうやって差別されてしまうんだろうというふうに思うわけです。  現在の建物はそういう形でつくっておりますけれども、先ほどの杉崎さんの駅前の整備についての質問があって、町長も予算がない中で、まだ時間をかけて検討したいというようなお話だったのですけれども、私も今年や来年すぐにというのはななか難しいとしても、町が駅前整備の長期計画をつくっていくところの中で、たくさんはつくる必要はないと思っておりますけれども、一定の数の51cc以上のバイクがとめられる部分というのも計画の中に位置づけていただきたいというふうに思っております。  それについて、もう1度、現在はやむを得ないとしましても、今後の計画の中に位置づけていくお考えがあるかどうか、お伺いしいたと思います、1番については。  それから、2番の無料の駐輪場については、総務部長は公共事業の代替地としての土地なので、あまりいじれないというようなお話があったのですけれども、何しろ駅前にお金が、たまたまきょううまく杉崎さんの質問と連動するのですけれども、駅前の開発が進まないのですから、お金もなくて一切合切。代替地があっても、明らかに当分、そのまま代替地で空き地で無料の駐輪場として確保できると思うのですけれども、だとしたら、もっと足元を使いやすくしてあげるのが行政側の役割だというふうに思うんです。  一生懸命働いて、一生懸命学校に通ってお勉強して、この二宮の将来を担っていく子どもたちが使うところが、あんなに使いづらい状況でいいのかと私は思うのです。町の税金というのは、単発でお祭りをやるために税金を集めているんじゃなくて、やっぱり365日、日々、人々が暮らすところに税金を使うべきだと私は思っておりまして、そういった意味では、ぜひ駅前のそういう無料の駐輪場を使いやすくしてあげてほしいというふうに強く考えておりまして、再度、代替地の有効活用というところでお返事をいただきたいのですけれども。特に立体駐輪場の横の草ぼうぼうのところとかも、前に何か大きいイベントがあったときに、小学校でイベントをやったときに、あそこを開放したりしたことがありましたけれども、あそこのところを、ただ草ぼうぼうであけておくより、少しでもとめられたら便利だなと思うのですけれども、それについてお考えをお聞かせください。  それから、3番の乗り方教室ですけれども、町では実施の要請があればやるということで、ちょっと消極的かなというふうに思っております。なかなかこういうよいことをやっても人は集まらないというのが世の常で、私も何年かこういうまちづくりにかかわって、人の集め方って難しいなと思っておりますけれども、やっぱり知恵を使って学んでいただく場を提供するというのは重要だと思うのです。  自転車とは違いますけれども、町でもエイズの講演会を最初に開催して、一般にやったら人が全然集まらなくて、それじゃ、中学生に学んでもらおうということで、ずっと予算づけして、すごく有効で、あれはとてもエイズに対する偏見がなくなるよい講習をやっているというふうに評価しているのですけれども、そういうように知恵を使うことが重要で、今、私たちに必要なのは、やっぱり高齢者とか中年以降、私なんかは特にちゃんと学ばなければと思っておりますが、そういう世代の集まるところにあわせて学習する場を持っていくということが重要だと思うんです。実施の要請があればじゃなくて、今既にあるイベントとかにあわせて、例えば町民運動会のときのクイズに入れ込むとか、何かいろいろやりようがあると思うのですけれども、そういう工夫をしていってほしいと思うのですけれども、それについて、要請だけじゃなくて、年間の行事の中で、何回か位置づけていくということについて、いかがでしょうか。  それから、秦野県道の自転車とそこの境が、とにかくその県道は県の管轄で、県が整備しますし、そういった線を引き分けたりして安全を確保するというのは公安で、警察のほうの仕事だとは思いますけれども、やはり県道であろうと何であろうと、うちの町の中にあるわけですから、私どもの町として、子どもたちの自転車の行き来に対する配慮というのは、今後どうしていくのかというのを改めてお伺いしたいんです。  車道が狭まるわけですから、今、中学生でも車道を走っている子もいますし、ちょっとその辺、どうなんだろうなと。とても怖いかなというふうに思っておりまして、場所によっては。改めて細かく対策をどう講じるのか、お伺いできればというふうに思います。  あと、5番の計画なんですけれども、ちょっと総務部長のお話だと大まか過ぎて、ちょっと自転車の位置づけが、もうちょっと詳しくお伺いしたいのですけれども、よろしくお願いします。 46: ◯議長井上良光君】 地域推進課長。 47: ◯地域推進課長【安部健治君】 それでは、ただいまの小笠原議員さんのご質問に対しまして、順次、お答えをさせていただきます。  まず、第1点目の51cc以上のバイクについて、町のほうの計画の関係について、位置づけはどうかということでご質問でございますけれども、先ほど部長のほうからもお話しさせていただきましたとおり、現在、町の中には9カ所の民間のほうの駐輪場がございます。実は町のほうでも、いろいろ無料の関係、整備をしておりますけれども、例えばこれで町のほうがいろいろな形の中で整備をしていきますと、やはり民間の方々のほうも1つの業として行っているわけでございます。ですから、そういう方々に町のほうの補完的な役割として、そういう駐輪場のほう、対応していただいてございますので、やはり町としてはそういうところにゆだねまして、計画のほうにつきましては、特に現段階は位置づけずに、できれば民間のほうと、それから町のほうの現在の駐輪場、そういうところで共同した中で展開をしていきたいというふうに考えてございます。  それから、2点目の町の代替地のほうの有効活用ということで、先ほど議員さんのほうも、以前、北口のところ、利用したことがあるということで、実は私も前に経済課にいるときに、実はその関係に携わっておりまして、実際にあそこのところを利用したケースがございます。  実はそのときにも、あそこのところというのは、ご存じのとおり、車道と歩道のところがかなり段差があるわけなんです。たしか青年部さんと思いましたけれども、あのときにも何人かが常時つきまして、あそこの車道のほうから歩道に上がるときに、段差ブロックをつけまして、なおかつそこのところに、今度は歩行者の方たちが転倒しないように、ちゃんとついてそこの管理をしていただきました。ですから、もし万が一、町のほうでまたそういう整備をするのであれば、例えば人員的な配置の問題、それからあそこのところを一時的にでも切り下げなくちゃいけない。そういうことがございますので、やはりあそこのところは、そういう一過性のイベントといいますか、そういうときには、また先ほど申しましたとおり、代替地のほうを所管しております課のほうと調整をしまして、そういう利用法があるかなというふうに思います。  3点目の、交通安全教室ということでご指摘ございまして、この辺について、年間的な位置づけがどうかというご質問がございましたけれども、この辺も、私どものほうも先ほど部長のほうから町の取り組みについて、いろいろご説明させていただきまして、町のほうも、やはり大磯警察署、そういうところと連携した中で、例えば高校生の関係とか、お子さんの関係、そういう方についての乗り方関係、いろいろご指導しております。やはりこういうものというのは、実践活動が一番大事だというふうに警察のほうは思っておりまして、そういう中で、年に1回程度、子どもたちについては、実際に各小学校単位で乗り方教室をやったり、そういうことをやっております。  また、大人の方につきましては、先ほど部長のほうからもお話ししましたとおり、例えば大磯警察のほうとか、それから平塚の合同庁舎、こちらのほうに最近、暮らし安全指導員という方がいらっしゃいます。それは、例えば防犯の関係とか交通安全の関係、そういうときに各自治体のほうに出向きまして、町のほうと一緒に連携をして町民の方にいろいろな教育をしましょうということで、そういう方も配備してございますので、そこにつきましては、もし各団体等の中で要請があれば、取り組んでいきたいというふうに思っております。  5点目の関係でございますけれども、先ほど部長のほうからご説明をしましたとおり、これは環境の問題ということで取り組みをしておりまして、確かに総合長期プランの中では大きな位置づけはございません。  ただ、先ほど部長もお話ししましたとおり、環境基本計画、それについては二宮町の環境をどうするか、こういう大きな柱の中の取り組みの計画でございますので、やはりそういう中で、庁内の合意形成を得た中で、1つの基本計画をつくっておりまして、そういう中にも、先ほど部長がお話ししましたとおり、そういう自転車、それからそういった環境にやさしい自転車並びに徒歩、そういったものをこれからしましょうということでございますので、町の中では、今現在、そういう取り組みを進めておりまして、また、総合長期プランにつきましては、先ほど議員さんご指摘のとおり、今、改定作業をやっておりますので、また、それはこの中の庁内での議論、そういうことになってくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。
    48: ◯議長井上良光君】 建設部長。 49: ◯建設部長新井和明君】 それでは、代替地の関係をちょっと補足させていただくのと、県道の話をさせていただきます。  まず、勝負前のほうの代替地、これは住宅用地ですけれども、おっしゃるとおり、当分、使う見込みはありません。それについては、先ほど地域推進課長から答弁がありましたように、どのようにするかというのは内部でお話をさせていただきたいなと思います。  最近の例でいきますと、松根の児童館が建ちましたが、実はあの用地も代替用地として所管しておりました。それを、やはり当分、使う見込みがないということで、行政財産から普通財産に切りかえて、松根の児童館用地とした経過がございますので、やはり代替用地だからということに固執しないで、柔軟に対応を図れればいいかなと思います。  それから、駐輪場の横の代替地ですが、これは商業用地としての代替地でございます。当初はあるところに代替として提供する予定でしたが、先方の方から要らないということで、残っております。  ただし、今、駅周辺で、例えば昨年度、下水道工事をやったり、27号線の拡幅工事をやっておりますが、あの土地が工事のときの作業ヤードだとか、資材置き場として非常に重宝なんです。ですから、使っていない状態のときは確かに草が生えておりますが、当面はやはりそういうものがあの地区にないと非常に工事がやりにくいということで、あれについては、やはり今の状態である程度の目的が達せられたら、そのときにまた検討をさせていただきたいと思います。  それから、県道ですが、これは説明会を2回やって、1回目の説明会では県道の計画自体もちょっと危うかったのですが、2回目の説明会のときに賛同していただく方が大勢いて、何とかバリアフリー化ということになったわけですが、当初は歩道幅3.75メートルで県のほうは予定をしたわけですが、やはり近隣の方たちには商業者が多いので、車がとめられなくなるだとか、それから緊急用の車両が通れなくなるというようないろいろな意見も出ました。それから、歩道が広がると、今、おっしゃっているように、自転車がスピードを出して通るようになるから、歩道を広げるのは反対だという方もいらっしゃいました。  それとは逆に、車いすをご利用で、今の波打っている状態では車いすでとても外に出られないということで、やはりその方は声を大にして、ぜひバリアフリーにしてほしいということでございました。その中で、2回目の説明会で折衷案ということで、3メートルの歩道幅ということになりました。  現況も2.5メートルの歩道ですが、今の道路交通法の中で、指定をすれば自転車が通れるということで、原則、歩道ですが、要は自転車通行可ということで、自転車も通っているということです。  現在、道路交通法の改正案が国会に出されているということなんですが、それはまさに自転車の問題が、交通事故が全国統計で四、五倍に増えている。ということを受けて、何とかしなくちゃいけないということで、歩道を通れる自転車をより規制しようと。例えば幼児が乗る自転車はいいよとか、それから車道のほうの車の交通量が多くて、車道を自転車が走ると危ないというような場合に限定しようという動きなんです。そうなると、今度は自転車は車道側を走るようになるわけです。そこで、今度、じゃまになるのが駐車車両です。要はそこに車がとまっていると、歩道には入っちゃいけないということになると、通常、自転車にはバックミラーがついておりません。一々おりて車を避けるということになります。それがだめだということになると、車は路側帯を外して、要は自転車が通る路側帯を外して駐車しなさいということになると、今度、車のすりかえができなくなるということで、やはり抜本的な道路構造の改革をしないと解決できない。現段階の道路構造でいえば、やはり自転車利用者のマナーに訴えかけるしかないのかなということでございます。  以上です。 50: ◯議長井上良光君】 小笠原議員。 51: ◯4番【小笠原陶子君】 ありがとうございます。  最後の、県道に自転車を走らせる部分についての、中学生のことを建設部長に聞いても、ちょっとその辺の子どもの対策というのはわからないのかなというふうに思うので、ちょっときょうの質問の組み立てに無理があったのかなというふうには思うのですけれども、聞くところによると、中学生は歩道を走らないように指導されているようですね、現在は。中学生は歩道を走らないように指導されているんです。その車道が狭くなるというところでは、歩道が広くなったから安心して歩道を走れるんじゃなくて、相変わらず車道を走らなければいけないのだとしたら、ちょっと怖いなというふうに思うことについて、町長、どういうふうに思うのか、その部分は1つお伺いします。  それから、最初の1番から行きますと、50cc以上のバイクをとめるということに対して、民間の活用というのは、私どもは何でも公で、税金でやればいいというふうにも思っておりませんから、民間との連携というのはすごくいいと思うんです。でも、聞くところによると、月極めばっかりなんですよ。単発でとめるのがなかなかないんですよ。私はそれはすごく不便だなと思うきっかけは、前はコジマ企画のところの駐輪場はおじさんがいて、いくらでもとめられたんです、大きいバイクも。あのころは結構、何とか1,000ccのバイクもコジマ企画のところにとめていたんですよ。だけど、今、無人のガチャンとやるのになったら、大きいバイクは全然とめられないんです。とめてみればわかりますけれども、曲がらなくて入らないんです、とにかく。  とても不便になっちゃって、ですから、民間との連携はすごくいいので、ぜひ民間にお願いして、単発でとめられるエリアというのを少し持ってもらえるように働きかけていただくといいのかなというふうにも思うし、バイクを使う側が交渉に行くことも重要かもしれませんけれども、そういう相互の連携というのを、これは今すぐにやれと言ってもなかなか難しいでしょうけれども、この1番の部分に対しては、50cc以上は駅のそばに快適にとめられるようにという部分においては、民間の活用はいいです。じゃあ、民間に単発でとめられるところを確保するように働きかけてほしいということと、あと、南口にも新しく駐輪場ができたということも、私はこの質問をすることによって、担当課に聞いてわかったんです。その小さい民間、ほんとうに企業でやっているわけじゃない、個人の方が今回始められると、宣伝も足りないわけです。だから、わからないんですよ。行政というのは公、自分たちが公共だから、民間のことはあまり特定に宣伝できないとかっていうふうに思っている部分があるみたいですけれども、私はひっくるめて、民間もこういうところにはとめられるという情報というのを出すというのが大切だと思うんです。そんなせこいことを言っていないで、町民にとって何が便利かという視点で情報提供してほしいと思いますので、この1番の部分において、まだ当面、なかなか改善できない状況の中で、民間の活用だとしたら、それも知らしめる努力をしていただきたいというふうに、これは要望にいたします、この1番に関しては。  それから、2番の代替地の有効活用に関しては、建設部長のお話でよく状況がわかりました。特に立体駐輪場の横の土地は、今、駅の小学校前の道とかを整備している中で、必要な空間だというのは、非常に説得力があって、ほんとうに使っているのかどうかはともかくとしても、一定の空間が必要だというのはよくわかりました。  裏の勝負前公園のところについては、やる気の問題だと私は思っておりまして、町長、そういうみんなが無料だからとめづらくたっていいんだというのではなくて、思いやりを持って、使う人の身になって、場の提供というところで、そんなにお金はかかりませんよ。何百万なんてかかりゃしないんだから、下だけちょっとアスファルトにするなら、やりようでいくらでも安くやれると思うんですけれども、それについて、ぜひ町長のお考えを、代替地の有効活用というところでお伺いしたいので、よろしくお願いします。  それから、3番の大人の交通安全教室ですけれども、さっき子どもたちに保護者も来ると言っていましたけれども、あれはあくまでも親も子も限られた時間の中で全部きちんとなんか教えられないんですよ。あれは子どもに対しての自転車の正しい乗り方の指導教室なので、そこを勘違いしないで。私が言っているのは、要するに私たちも子どものときに習ったかどうかわかりませんけれども、ブレーキをつけるとか、そういうのではなくて、法のルールがどんどん変わっているので、大人も大人になってから法のルールが変わったことに対する認識が薄いから、そういう学ぶ場が必要だと言っているのですから、役場は何でもかんでもできないということはよくわかりましたので、大磯警察と連携をとりながら、私たちが自分たちでそういう場をつくっていかなくちゃいけないなということがよくわかったのですけれども、町としては、ぜひ自転車のルールマニュアルみたいなものを、町でつくらなくても、どこかからただで手に入れば、それを配布するとか、警察につくってあると思うのですけれども、例えば私、自転車はお酒を飲んじゃ運転しちゃいけないとか、知っているようで知らない人もいるんじゃないかと思うんですけれども、知っていますか、みんな。罰金が50万円とかということを。  そういうルールマニュアルみたいなものの配布というのはどうなのかなと。せめてその部分だけでもやっているかどうかを、1つお伺いしたいと思います。傘を差して自転車に乗っているのはいけないんだけれども、それは罰金がつくのかつかないのかとか、いろいろ知らないことが多いと思います。  あと、計画に位置づけるというところなんですけれども、環境基本計画実践行動計画に位置づけているという話でしたけれども、これは努力規定であって、弱いんですよ、総合長期プランなんかと比べて。しっかり総合長期プランに位置づけるべきだというふうに考えております。そして、それもただ文言、自転車を有効に活用だけじゃなくて、もっと具体でそういうまちづくりが進められるようなものをつくってほしいと思いますけれども、それについても、町長、ぜひ最後の質問ですので、お考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 52: ◯議長井上良光君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 53: ◯町長坂本孝也君】 お話を伺っていまして、小笠原さんはなぜ大きなバイクに乗らなくちゃいけないのかなと。それしかないのかな。それと、乗用車にも乗るじゃないですか。  きのうたまたま、私的なことですけれども、水曜会という昔の私たち商人の仲間が集まりまして、いろいろな話があったのですけれども、そこで杉崎和雄君がすごい格好をして、ベベーンと同じようなあの大きなバイクに乗ってあらわれたわけです。2日間、天竜のほうへ行ってきたんだと言って。格好いいなと思って見ていましたけれども、ヘルメットを脱いで一緒に話ししてきましたけれども、いわゆるそういう大きなバイクというのは、レジャーであり、普通の生活のときに使うんじゃなくて、ちょっと別の生活、余暇の利用とか、そういうときに使ったらいいと思うんですよ。ふだん駅へ来て、どこかに乗っていくとか何かのときには、小さなバイクでも事足りるわけで、何もあの大きなものにブンブン乗ってこなくたっていいんじゃないかなと思ってずっと聞いていました。  ずっと見渡すと、町の中に、そういうふだんからの生活のために、通勤とか通学とかのためにあの大きなバイクに乗っている人ってほとんど見当たらないです、二宮の町の中で。今、小笠原さんは自分がそういうものに乗っているから、すごく感じているかもしれませんけれども、全体の中のそういうことをしている人たちの数というのはものすごく少ないんじゃないかなというふうに、ほとんど気がつきませんから。みんなラッタッタばっかりですよね。そういうふうなことから出発しますと、じゃあ、小笠原さんのその大きなバイクのことだけをとにかく何かしてあげれば、事は解決するんだということになっていくわけですよ。  そういうことを利用している人はあまりいないですよ。台数はびっくりしましたけれども、それは登録してあって、みんな余暇に使っていたり、いろいろそういうレジャーとしての第2のオートバイとか、第2の乗り物とかっていう位置づけで持っている人が多いのではないかなと。この人たちがすべてふだんの生活に使っているとはとても思えない。そういうことになっていくと、いろいろと視点が違ってきちゃうのかなと思います。  新しい県道も、私は私なりの理論がありまして、真ん中に蛇腹のゼブラというのかな。今もそれは同じになるらしいんですけれども、それを白線1つに直すと、前と同じぐらいの幅に車道がなるはずなんですよ、歩道が広がったとしても。でも、それはいろいろな事情があって、交通のプロがやはりそれは蛇腹をとっておくんだろうと思って見ていますけれども、車道の幅そのものは、そういうことを部分的にもやったら解決するのかなと思っているんですよ。これは公安とか警察の交通のほうと相談をしなきゃできないことだと思いますけれども、あれを見ていると、真ん中の蛇腹はずっと同じなんですよ。それをとれば、歩道が広がった分ぐらい、ちゃんとカバーできるんですよ。あれ、救急車がとまっていた、それから右折する車がとまっているなんていうふうにしたら、全部渋滞が起きるわけですよ、交差点の手前とかは。そういうことがどういうふうに解決されるのか、県のことだから黙って見ていますけれども、部分的にはそういう蛇腹が外されて広がるはずなんです。じゃないと、真っ直ぐ行く車が待ってなくちゃいけないということになりますから。そういう意味では、必ず自転車が車道の端を走るというようなことでも解決することができると私は思っています。  そういう意味で、小笠原議員の個人的な思いがちょっと強過ぎる質問かなと。できれば千何台の登録されている分析を、やはり毎日毎日の生活でそれを使っているのだという人たちがどれだけいるかがわかりませんけれども、そこからスタートしての質問にされるといいのではないかなと思いました。              (「計画は」との声あり)  もしほんとうにそういう不都合を生じている方々がいらっしゃるならば、屋根をかけるなんていうのは、今言ったそんな金額ではないし、ぜひやるべきだと思いますよ。実数をちゃんと把握しての結果ですよ。 54: ◯議長井上良光君】 総務部長。 55: ◯総務部長【高橋克美君】 総合長期プラン上の位置づけでございますが、先ほどの答弁では特に触れませんでしたが、長期プランにおいては、太平洋岸自動車道の整備促進ということで位置づけはされているわけですが、それについては、昨年度ですか、国交省は実施をしないという方向が明確に打ち出されておりますので、特別に触れなかったわけでございますけれども、計画上では太平洋岸自動車道と、それと葛川の散策道、それらを連携とした自転車、あるいは歩行の動線を考えていくというふうな位置づけがされていることだけ報告させていただきます。 56: ◯議長井上良光君】 建設部長。 57: ◯建設部長新井和明君】 県道の関係と二宮中学校の一色の子どもたちの話ですけれども、まず、県道は歩道幅が3メートルになりますから、今の方針でいけば、歩道上を自転車が通れる今の状態と同じじゃないかと思います。要は、自転車通行可ということで、今の流れではいくと思います。  ただ、道路交通法の改正後にどういう措置をとるかというのは、いまだちょっとわかりません、それは。まずそういうことです。  あと、二宮中学生ですが、たまたま私が同じ方向から朝バイクで通勤してきまして、県道を通ったり、二宮高校のところから緑が丘に抜けてきたりといろいろルートを通って私、来ていますけれども、非常にマナーはいいですよね、どこかの高校と比べると。全然いいです。横断歩道もきちっとおりて、渡ってからまた乗るということですね。  ただ、同じ方向から来るのに、県道を走ってくる子と緑が丘の中を走ってくる子と二通りいるんですよ。やっぱり走るルートが2つあって、車道を走っている子もいれば、歩道を走っている子もいるんですね。最近は特に松木測量さんの前の歩道を帰りに中学生がいっぱい通るようになったという、この間、松木さんからそういう情報をいただいたんですけれども、そういうことで、一番の問題はあそこのデニーズの前あたり、あそこが二宮高校生と中学生が同じ時間帯に逆方向でぶつかり合うんです。そのときに、どちらかが車道へ出てきます。ですから、バイクに乗っているとひやりとします。ですから、その辺のところが3メートルになることによってどのように解決されるのか。逆に、また何か問題が出てくると思います。スピードが出ますし、高校生の問題は、話をしながら広がって走っているというのが一番の問題ですけれども、学校側も交通安全運動期間中なんかは先生を大勢出して、いろいろなところで高校生のチェックをしています。そういうときは二人乗りなんかしないで歩いていますけれども、そういう期間が終わると、堂々と二人乗りをしていたりしていますけれども、ですから、あとはやはり道路の形を見て、学校側のほうでどこを通るのかということを選択していただくのが一番じゃないかと思っております。  以上です。 58: ◯議長井上良光君】 小笠原議員。 59: ◯4番【小笠原陶子君】 要望です。町長になまじ返答していただいて、よせばよかったと思っております。全く私がオートバイを自分で乗るから、自分のために質問しているんじゃありません。オートバイに乗るから、オートバイを乗る人の不便がわかるから質問していて、その実数、持っているオートバイの数というのがあって、ちゃんと駅前にとめるところがないんだから、出ていきようがないじゃないですか。だから、卵が先か、ニワトリが先かじゃないですけれども、オートバイをとめやすくしたら、オートバイは出てくるんです。  私はやっぱりこの町のオートバイ屋さんも守っていきたいと思っておりまして、50ccのバイクを売るより、90ccのバイクが売れたほうがいいんです。私がこのライダー人口を減らしたくないというふうに広い心で、ほんとうに真剣にそう思って質問いたしました、オートバイに関しては。  今後とも、二輪のオートバイ、オートバイというと、何か千ccとか大きいものをイメージするかもしれませんけれども、私が先ほども何度も言っているように、50ccと同じ大きさで90ccのバイクのほうが乗りやすい。それをとめるところを確保してあげたいというところで質問しているので、その部分にご配慮、担当課はわかっていると思いますから、いいんですけれども、町長ももう少しお勉強していただければというふうに思います。  自転車なんですけれども、とにかく今の時代、地球温暖化のCO2削減が叫ばれている中で、自転車のまちづくりは自転車を単に交通手段としての利用にとどめず、自転車を環境と共生していく象徴的な存在として位置づけて、自分たちの町の再発見や魅力の発掘や自転車を通した健康づくりやコミュニティーづくり、エコロジーやリサイクルといった環境と共生する新たなライフスタイルを築き上げようとする試みとして位置づけられて、私はそういう意味でも質問させていただきました。  そのことは、今後、やはり魅力あるまちづくりの一環、1つとして、自転車が使いやすく、乗って楽しい町にしていくことが、この人口を減らさない、アパートを建てても空き部屋があって大変だという声を聞きますけれども、魅力のあるまちづくりにするためにご配慮いただきたいというふうに考えております。  よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 60: ◯議長井上良光君】 小笠原議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時10分から始めます。                           午後0時05分 休憩    ────────────────────────────────                           午後1時10分 再開 61: ◯議長井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 62: ◯議長井上良光君】 城所議員。             〔9番(城所 努君)登壇〕 63: ◯9番【城所 努君】 通告に従い、ごみ積替施設について一般質問を行います。  今、9月末で桜美園でのごみ焼却停止における外部搬出は大丈夫なのか。それに伴うごみ積替施設はどうするのか等、二宮町政の大きな最重要課題について、町民は大きな関心を寄せています。坂本町長はごみ積替施設については、昨年11月の町長選挙で、積替施設なしで、町内で収集したまま県内自治体に外部搬出を行うと公約してきました。そして、今年の予算措置もそのようになっています。  昨年11月11日付の坂本町長のホームページを見ると、ごみ積替施設は必要のない施設です。ごみ収集ルートの変更や行政間の話し合いをすることで、いくらでも解決される事柄なのです。施設建設には1億4,000万円かかります。町民の皆さん、つくらなくても済む方法があるのに、多額な税金を投資してつくることに賛成ですかと書き、ごみ積替施設をつくらないことを明言してきました。そして、つくらないと公約したのに、積替施設建設の予算があるのは、私の公約と矛盾をするとして、今年の3月議会の補正予算で、18年度、19年度の2カ年継続予算だった積替建設予算を全額、減額をしました。このことは町長のごみ問題に対するかたい決意、そして政策的判断と町民への約束だったはずであります。  ところが、どうでしょうか。5月25日の議会全員協議会の席で、ごみ積替施設は必要ないという公約を忘れたかのように、中井町の某所につくりたい。そして、ほぼ決まったかのように発言をしました。また、昨日の一般質問でも、当然のように県内のある自治体が外部搬出を受け入れてくれそうである。しかし、10トン車での搬入の義務づけ、また、焼却場の休日問題、また炉のメンテナンス等がある。また、民間施設に搬出する場合でも、大型車で搬出したほうが経費的にも有利だと。積替施設は必要と、あたかも既定の方針だったかのような変貌ぶりであります。  確かに平塚市、大磯町、二宮町の広域処理の場合、ごみ搬出の中継施設は必要ない施設だと思うのは当然ですけれども、遠距離の場合、大型車に積み替えて搬出するほうが、安定性や経費的に考えても有利だと思うのは当然ではないでしょうか。坂本町長が民間施設でなく、県内の自治体にごみ焼却を依頼することは、私は正しい選択だったというふうに思います。しかし、積替施設は必要かもしれないという政策的、あるいは政治的な判断の中で、積替施設の有無を考えて行動すべきではなかったのかと思うのは私だけでしょうか。  6月議会には最終報告するという約束が、7月以降でなければ細かいことは発表できない。積替施設をどこにつくるのかも不明、ほんとうに9月末の焼却停止は大丈夫なのか等々、町長の判断の誤りが今の混迷を招いていることは明白ではないでしょうか。  その最大の理由は、ごみ処理は政治問題だという認識の欠落だと私は指摘をせざるを得ないのであります。私は5月25日の全員協議会で、町長発言に対し、外部搬出、積替施設について、あたかも決まったかのような発言は慎むべきであり、もしこの話がまとまらなかったら、政治問題になると指摘をしてきましたが、積替施設は必要という態度を変更したことは、どんな理由があるにせよ、町長としての政治的、また政策的判断が問われることは当然であります。このことについて、町長の見解を求めるものです。  次に、どのような手法、方法で積替施設をつくるのか、明確にすべきという問題ですけれども、この件は、実は中井町のある場所に積替施設をつくるということを前提に質問通告をしたものですけれども、改めて町長、町の見解を求めたいというふうに思います。  聞くところによると、中井町での積替施設建設は町が直接つくるのではなく、外部搬出を請け負う搬送業者につくらせ、そして町と委託契約を結ぶという方法でつくるということを聞きました。私はこの案を聞いたときにびっくりしました。それは、他の自治体に積替施設をお願いするのに、町の責任でつくらず、業者委託するという安易な手法にです。中井町への積替施設はだめになりましたけれども、今回はどのような手法、方法でつくっていくのか、今後の計画を明確にするよう求めるものです。 64: ◯議長井上良光君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 65: ◯町長坂本孝也君】 城所議員の一般質問にお答えをいたします。  何度も言うことになるかもしれませんけれども、選挙の公約、またその後の自分の考え方、1つも変わってはおりません。ただ、その作業に入りましてから、就任してから速やかに近隣の自治体と交渉が始まるわけですけれども、パッカー車でそのまま持ち込めるという条件がそろうだろうと思われる近隣の市・町から交渉を始めてきたわけですけれども、皆さん、どこの町に行っても、それは大変なことだと。協力しますよと非常にいい感触の話が最初、出るわけです。ところが、だんだん詰めていくと、断る理由を探すみたいにして、それぞれみんな違う理由なんですけれども、不調に終わるということで、距離がどんどん、県内でありますけれども、広がっていく。  中井町、大井町、松田町の東部清掃組合、そこが最初でしたけれども、そこからお断りされて、順次、西部、山北、開成ですけれども、そういうところ、10トンの枠がある。そこまではそんなに距離がない。パッカーで運んでもいいというような下話がありながら、最終的にはそこの町の事情、そして公というか、人口が開成町、非常に増えてきているというようなことが理由でしたけれども、容量が将来足らなくなるというようなことでお断りされました。  箱根町、そして南足柄市、そういう可能性のあるところを1日1車でいい、2トンパッカー車1車でいいから、3年間、預かっていただけませんかという、非常に受け入れていただける最低の条件を出しながら交渉に入っていったわけです。東は大磯にも早くにお願いしてあるのですけれども、平塚はやはりだめ、そして茅ヶ崎、藤沢、横浜、県央のほうでは厚木、海老名、大和というようなところを約20カ所以上、手分けをして担当、または副町長一丸となって交渉に当たったわけです。最後に1つだけ、受け入れていいよという町が出てきていただいたと。その町は過去に三浦市に視察に行ったときに、10トン車に積みかえて行っていたということは知っていましたので、その町がいいと言われたそのときから、これはパッカーでは行けない町だなと。自分の考え方は収集したまま持ち込むということが大前提でしたけれども、そこまでの町の間に、ことごとく断られたということが前提となって、積替はその時点でやはりつくらなければ、二宮の町のごみが搬出できないということになったわけです。  職員もみんな心配していました。いいですかと。積み替えないと言った人が積み替えちゃって、積替施設が必要だと言い出していいんですかと。それは仕方がない。要するに、それしか方法がないというところに行き着いたわけです。突発的なことならいいよという町は何カ所かありました。ところが、毎日毎日20トンのごみを安定的に搬出できる町というのは、その時点では1カ所だけでした。当然、その町の要求にこたえざるを得ない。そういうことで、積替施設をつくらなければいけないということになってしまったわけです。  実際には複数箇所、そういう町が訪れれば、パッカーで、今、言っているのは台数なんですよ。二、三台で来いということです。ですから、10トン車でなくても、2トン車でもいいわけですけれども、それでは町のごみが全量搬出できないということになるわけですから、緑が丘の人たちとの非公式な話の中でも、計算してみようと。パッカーで県外まで持っていったということを考えて、それが幾ら経費がかかるのか。積み替えた場合、どうだというようなことをやって、大した差がなければ、言ったとおり収集したままで富士宮まで持っていったらどうだというような提案もありました。そういう試算ももちろん担当課がしております。年間7,000万円近い差が出ちゃうわけですけれども、自分の公約を優先するあまり、町の財政に負担をかけるようなことがあってはいけない。やはり町民全部のごみの処理ということになりますと、どうしても積替を持たなくては今回の場合できないということで、城所議員が言われる政治的な先見性というか、先を見る目がないんだと言われれば、結果から見ればそうだったかもしれません。でも、最初、どの町でも困ったときはお互い様だと。いいよ、協力しようよと、こういうような話がどんどん出てくるわけです。当然、そういうことで複数の箇所に分散して搬入すれば、できるというふうに思いながら交渉が続いたわけですけれども、時間差で詰めていくと断られてしまう。どこの町でも、よその町のごみを燃すほど、精神的にも、物理的にもゆとりのある町というのはないわけで、そういう意味では、ごみというのはほんとうに大変なことだなというのはつくづく今も思っております。  いずれにしても、9月30日、焼却停止して、10月1日から外部搬出しなくちゃいけないということは最低でも守らなくちゃいけない。中井町にそういう意味での積替施設をお願いするというときは、ほんとうに困った、困ったと言っていたときに、救いの神ではないのですけれども、ここを使ったらどうだという提案があって、しかも建物ができている。その中でやれば、確認申請、その他そういう手続が要らないから、間に合うだろうというようなことがあって話が進んだと。  しかし、町の名前が違う、要するに二宮町内ではないということが最初からわかっていましたから、このことについては、中井町の町長さん、また職員の皆さん、いろいろとお話をして、理解を受けて、まず近隣の住民の方々がいいと言えば、町は認めてあげますよと、こういう約束ができておりました。  すぐお隣の自治会長さんのところで、説明会をいつ開くかというようなことをお約束して、その日にちを待っている間に、町長さんのほうから、3日前には合意をして、じゃあ、そういうことにしますということで、私は中井町の町長室から帰ってきたのですけれども、3日後にはご遠慮願いたいということが起きてしまったわけです。  中井の町長が1回言ってしまったんですから、取り返しはつかないということで、慌てて副町長も来られたり何かしていましたけれども、せめて二宮の実情を訴えて、それでも理解をしていただけなければ、それはあきらめるということにするのですけれども、きちんとした話も聞かないうちに、そういうだろう、だろうで結論が出てしまったということは、今回、非常に残念で、今後、また葛川サミット、いろいろなところでのつき合いが続くわけですけれども、非常に残念なことでした。でも、結論が出てしまったのですから、それはそれでもう1度、町内に持ち帰って、そういう場所を探さなくちゃいけない。建物の中でやるわけには、そういう場所はないわけですから、それでは更地を探して、テントでというような場所を今、探しております。  候補地が4カ所ぐらいあるのですけれども、それを周りの人たちが理解していただけるかどうか、これからその作業に入ります。テントで、たまたまその後なんですけれども、積替施設は1カ月でつくれますよと。しかも、そういうことをやってきましたという業者があらわれたわけです。今、1カ月でできるということに期待をして、業者と接触をし、また今までのいろいろなノウハウを持った業者もおりますので、とにかく2トンから10トンに積み替えるという、それだけの作業をする場所ですから、空間でいいわけですけれども、大きなテントを建てることによってその空間をつくり、そこから搬出していこうと。においの問題、排水の問題、さまざまな問題があるのですけれども、そういうこともちゃんとクリアできますよという1つの提案が来ております。残りあとわずかな期間になりましたけれども、何とかしてそれを遂行して、9月末には、もっと言えば9月半ばごろまでにはでき上がって、試運転ができるというところまで追いついていきたないと思います。  ですから、建物の問題、中の設備の問題はさほど心配はないんです。でも、今、候補地が4カ所ある、その候補地を使用するということに対して、地主さんなり、近隣なり、そういう方々が理解をしてくれるかどうかというところにかかっているわけです。その作業を今月いっぱいぐらいには済ませないと、7月、8月というふうに行きますから、難しさが出ちゃうのかなということですけれども、いずれにしてもそういう救いの神があらわれて、そのテントも七、八年はもつということです。ですから、そういうことで広域化までの間、そういうものを使うということで、しかも値段が非常に安い。今までの1億何千万円とかという、そういう値段は全くなくて、3,000万円前後とかいうような数字が今、出ておりますけれども、そういう金額で7年ぐらいもつというならば、それも1つの方法かなと、こういうふうに考えているわけです。  ですから、方針というのは大きく変更しましたけれども、それは先を見る目がなかったと言われれば、確かにそうですけれども、ごみということに対しての、これほどの周りの理解がないというか、理解がないと言っちゃ失礼だけれども、逆の立場だったらどうなのかなということもよく考えるわけですけれども、期間限定、中井町なんかは3年以内に撤退しますよということを言いながらやっているわけですけれども、なかなかどこの町でも、その町の事情があって受けてもらえなかったと。非常にみんなで頑張ったんですけれども、積替施設の予算を減額したというのも、退路を絶って、とにかく探すんだと。パッカーで集めたものをそのまま持っていけるところを探すんだと。だめだったら、積替施設の予算があるから、それでいいんだというような気持ちで交渉に当たったら、相手にもそれを見透かされるだろうし、桜美園の中にそういう確認までとった場所があるということを言いますけれども、じゃあ、そこにほんとうにできるのかと。反対運動があってできやしないよと。やはり積み替えないで持っていくということをこだわってやってきたつもりですけれども、受け入れてくれるという町が1つ出た。そこがどうしてもパッカーでつながって行ったらだめだと言われてしまったものですから、それは仕方のないことだなと。  方向転換も、ほんとうに自分のそういう姿勢のために、そこをお断りするほどの、今回、事情はとてもできなかったんですよね。何カ所かあってというなら、無理してもやったかもしれませんけれども。今後、やはりあちこち探し続けようと。やはりいろいろなことが起きるわけですよ、1カ所だと。大磯町もその後、同時に、前向きに応援をしてもらえるというような位置づけで進めてもらっていますけれども、選挙があったりいろいろするものですから、ちょっと時間がかかるのかなと。大磯、平塚で進めている広域の枠以外で二宮町を大磯が助けるということで動いてもらっております。  やはりこの後、順調に事が動き始めたら、広域復帰という宣言をやはり平塚に行ってしてこなくちゃいけないなというのも考えております。5年後、6年後の話ですけれども、二宮は何かしらの部分を受け持ちながら、最終的に平塚、大磯、二宮の広域に復帰するということが県の指導にもありますし、いろいろとそういうことをしなければ、ただお金を払って出せばいいというような問題ではないわけです。ですから、現在までの状況はこういうふうになっておりますので、1問目のお答えは以上です。 66: ◯議長井上良光君】 城所議員。 67: ◯9番【城所 努君】 町長の変更ですね、いわゆる住民との公約を曲げて積替施設をつくると。そのことについて、まず質問をしていきたいと思いますけれども、町長が今、るる述べたことですね。いわゆる県内の自治体へのお願いをするということ、それはいろいろな危険性があると。うまく行けばいいけれども、うまく行かない場合もあるということで、それはかなり町の庁舎の中でも相当議論を私はしてきたと思うんです。積替施設の予算を全額カットするときにも、ほんとうにいいのかと。今後、必要になるのではないかという議論を私はずっとしてきたんじゃないのかなというふうに思いますけれども、そういう中で、結果的には、そういう町長の判断が、ここへ来てやはり間違っていたということに私は結果的にはなるんだろうというふうに思うんです。  中井町について言えば、私は中井町の我が党の議員から断った理由について聞かされました。理由は2つあります。1つは、積替施設の予算を削っておきながら、何で今さら中井町につくるんだということが1つの理由です。もう1つの理由というのは、これはちょっと言いにくいですけれども、ある某所の土地を、あの辺の近所の人たちに貸しているわけですね。町長がつくりたいと言ったところの。その借地料が非常にいい値段で貸しているわけですね。そうすると、その某所の会社に対して反対しにくいということで、町のほうでちゃんと断ってほしいというのが、いろいろな議員にそういう話が行って断られたという、そういう2つの理由が主な理由だというふうに私は聞きました。  今の町長の今のお話を聞いても、ごみ問題というのが政治的な問題なんだと。そこが私は非常に欠けていたんだと思うんです。だから、お願いに行けば、トップはいい返事をするけれども、実際に担当や何かに行くと、とんでもないという話になるわけです。  中井町にしたって、やっぱり問題なんですよ、ごみ問題というのは。政治問題を見落とした。ただ根回しをすればいいとか、そういう町長の安易な姿勢が今回のこういう失敗を招いてしまったというふうに思うんです。そこのところは私は大いに反省をしておかなきゃいけないと思う。ですから、いろいろなところでそういう決まってもいないことをいろいろ公言をしてしまうというところに、私は町長の姿勢があらわれてきているんじゃないかというふうに思うんです。  やっぱりこのごみ問題というのを政治的にどうとらえていくのか、政治的な問題なんだという認識に立って行動しなかったというところに今度の問題が私はあるんじゃないかというふうに思いますけれども、もう1度、町長のその辺のご答弁を求めます。  それから、今、4カ所の場所を候補地として探しているというお話ですけれども、これはやっぱり政治的な問題だから、これはどうしたっていろいろな問題が出てくると思うんです。やっぱり町には桜美園という都市計画決定した場所があるわけですね。そこを外して、なおかつ4カ所のところを探すということになれば、周辺住民の人はなぜあそこにあるのに、なぜ町はつくらないんだという話が必ず出てくるんじゃないのか。私はそういうふうに考えると、ほんとうに今、町が計画しているこのことが、9月末でほんとうに解決できるのかというのは、ほんとうに不安になるんですよ。そういう点で、町外だろうが、町内だろうが、ごみ問題というのはやっぱり政治的な問題を抱えていて、必ずいろいろな問題が出てくる話ですから、そう簡単にいかないんだろうというふうに私は思いますけれども、その辺については、町長、どのように考えているのか、改めてお聞かせください。 68: ◯議長井上良光君】 町長。 69: ◯町長坂本孝也君】 何をもって政治というのかわかりませんけれども、私は与えられた職務を誠実に、忠実に相手に伝えて、理解を得るということでやるしか自分はできませんから、政治的、政治的と言っても、それは城所議員は政治が長いから、政治ということがわかっているのかどうか知らないけれども、私は半年ですから、政治という、いわゆる2文字の中に何があるのかなと。  要は、私の考えは、人間対人間ですよ。どこの町でも、どこの人でも、交渉事は人間と人間がやるんですよ。それでほんとうに一生懸命お願いして、二宮の代表として困っているんだと。だから、何とか助けてほしいと、そういうことを訴えながら、だって最後に1つ、いいと言ってくれた町が出ているじゃないですか。これが政治なのか何なのか私はわかりません。結論は、いくら今、言われても、自分はただ、ただ一生懸命お願いに歩くということで、いろいろな人にも会うことができましたし、人脈もそれなりにできました。いろいろな角度からお願いしていただいて、やっと1つ見つかったわけですよ。その見極めが甘かったと、今、言われるなら、それは結果論ですから。  最初に、中井町の町長さんが東部清掃組合の今、当番町。「そうか、大変だな。おれも前任者で苦労しているんだよ、いろいろな後始末で」、こう言っていただきましたよ。早速、中井町の当番町として、東部清掃組合のあとの2人に言ってあげるからと言って、非常に私はその言葉に期待をし、呼ばれたから、副町長以下みんなで行ったわけですよ。そうしたら、何と大井町の町長からものすごい言葉で、とんでもないということで追い返されたわけです。だからといって、何が政治的に下手なのかとか、悪いのかとかっていうことではないと思うんです。そういうことを言われて、よくわかりましたと言って下がってきたわけですけれども、ついこの間、大井町の町長に会って、大磯町も前向きに今は動いてくれるようになりましたよと、こう言ったら、そうか、スポットならおれのところも入れてやるぞと、こう言ってくれましたよ。人がうそで言っているんだか、ほんとうで言っているんだかわかりませんけれども、長と名のつく人が言った言葉をだれが信じないでいいかというと、私はそれを信じたいと思っています。そのかわり逆もあって、私が言ったことは、絶対にうそはつかない。約束は守るという方針で来ていますから、相手もそういうものだと思っているんです。それが政治的な判断ができないと言われれば、そうかもしれませんけれども、人間対人間のつき合いなんです、これは。長く続くわけですよ、その信頼関係は。そういう意味では、一言で政治手法云々というようなことで片づける問題ではないんです。もっと奥が深い、一生のおつき合い、今度の町なんかもほんとうに感謝をしていまして、急いで副町長と2人でお礼に行きましたよ。ほんとうにそれは二宮として、受けていただいてありがとうございますという言葉を言いに行きました。  そういう物の考え方で半年間やっていますから、これから城所議員の教えのとおりに、政治的な感覚が養われれば、また手法も変わるのかもしれませんけれども、今は、あと残された期間はやるということで、しかも職員も言いますよ。確認申請まで取っている桜美園でやるのが一番簡単なんですよと。じゃあ、やってみろと。また、反対運動が起きて、裁判だ何だになるんだよと。あの議論というのは机上の理論だと、私は最初からそう言っています。やれもしないことをやるんだと言っているだけのことなんです。そこで緑が丘の住民との衝突で犠牲者ができた、何ができたということで、果たしていいのかと。だから、いろいろ迷うわけです。みんなと何とか話し合って、理解を得た上で場所を決めていきたいと。強引に犠牲を伴ってもいいというなら、それこそ強引にやればいいんですよ。でも、私はそういう手法は嫌なんです。だから、時間がかかるし、ぐるぐる回るということも起きてしまうわけですけれども、それも最後の最後にもう時間が来ていますから、最後に決めなくちゃいけないというところに今、来ているということをお話ししているわけです。  少々の住民をけ散らかしても、全体を見れば、それのほうが正しいんだよという忠告も受けています。でも、私はそういう手法はしたくないということで、和解もしたり、いろいろなことをしてきているわけです。そこに住む住民が、どなたでも、みんな人間対人間のつき合いですから、そういう手法で私は最後まで仕上げにかかりたい。  できなかったら、それこそごめんなさいになりますけれども、きっと捨てる神あれば、拾う神ありで、新しく助っ人も出てきました。そういう意味では、残されたわずかな期間になりましたけれども、見ていていただければいいかなというふうにも考えております。 70: ◯議長井上良光君】 城所議員。 71: ◯9番【城所 努君】 行政の仕事というのは、人を信じるとか信じないとかという、人間のつき合いだけじゃないわけでしょう。行政というのはどういうふうに行政を動かしていくのか、どうやったらうまくいくのか、そういうことを見極めるのが長の私は責任だと思うんです。それを、やれ、人と人の気持ちの問題だとか、それも大事でしょうけれども、そうじゃない部分だってあるわけですよ。だからこそ、みんな断られたり何かしているわけですよ。そうじゃないですか。  私は県内の自治体に搬出をするのは、それはそれでよかったと思いますよ、そういう手法をとって。1つ見つかったわけですから、それは結構ですけれども、いずれにしても町長が公約としてこれまでずっとかたくなに積替施設は必要じゃないんだということを言ってきたことが、ここで積替施設は必要だと言ったときに、やはりそれなりの説明責任はあるはずです。  ただ、そういう形で仕方なく積替施設が必要になったんだというのでは、それはやはり町長としての説明責任を果たしたというふうにはならないわけでしょう。やはりそれなりの方向転換をしたことについては、町民に対してきちっと説明責任を果たしていくということは当然のことだと私は思うんです。  それから、私が言ったのは、何も桜美園につくれとか、つくるなとかということじゃなくて、いずれにしても4カ所の場所を選定していく上で、そういうことが問題になると。いわゆるそれが政治的な問題になるんだと。それが政治的なんだと。だから、人間と人間としてのつき合いの中で、そこにつくるとか、つくらないとかという問題以前に、やはり二宮町には桜美園という都市計画決定したところがあるんですよ。それをやはり付近住民の人たちが、そういうところがあそこにあるじゃないかと言われたときに、それをやはりきちっと説得する、理解をしてもらう、そういうことをしていくことがやはり政治的な問題だというふうに私は思うんです。
     だから、例えば山北にエコループが挫折をしたときも、あれも政治問題に発展したわけでしょう。山北町の将来にとってあれがほんとうに必要なのか、あるいは迷惑施設なのか、政治的な問題に発展をして、町長までかわると。これが私は政治的な問題だというふうに、それは長く議員をやっているからとか、半年だからとか、そんな話じゃなくて、やはり物事は人間と人間とのつき合いの中で決めることもあるけれども、やはり政治的な問題をきちっと見据えた行動だとか、そういうことが私は必要だというふうに思います。  私はびっくりしたのは、町長がやはり積替施設をつくる必要があると言ったときに、私は一言、そういうことを前提にしてやはり説明をすべきだと思う。きのうなんかだって、当然のようにしゃべるわけでしょう。例えば積替施設をつくったほうが経費的に有利だと。そういうことをあたかも当然のように言うわけですよ。そんなことはもうとっくに前から議論して、どっちが有利なのかというのはもう決着のついている問題だったと思いますよ、それは。それを今になって、当然、当たり前のように、そのことが語られる。そこに私はどうも町長の感覚というか、腑に落ちない部分があるわけです。やはりそれは職員に対してでも私はそうだと思いますよ。  私は非常に気になるのが、きょうの答弁を聞いていても、これは私の答弁じゃありませんけれども、例えば先ほど杉崎議員の午前中の質問ですね、北口駅前の開発の問題でも、町長と担当との見解の相違といいますか、そういうものが顕著にあらわれる。それから、先ほどの英語の問題でも、教育委員会は必要だと言っているのに、町長は何か中国語がいいんじゃないかとか、非常にアンバランスが目立つんですよ。そういう担当部局、あるいはそういう部局と町長との温度差というのが私は非常に気になる。それが今度のこういう結果につながったんじゃないのかというふうに、私は非常にそこのところを強く感じた、きょうの話を聞いていて。  やはり坂本町長がこれから二宮町をよくしていくという点で、みんな非常に期待をしていると思うんです。そういう期待にこたえるためにも、やはりそういう方向転換したときは、こういうことで方向転換をするのだとか、担当部局とのすり合わせもきちっとしながら行政を進めていくべきだと思いますけれども、その辺について、もう1度、お聞かせください。 72: ◯議長井上良光君】 町長。 73: ◯町長坂本孝也君】 議会の皆さんにも説明責任という意味では、非常に相手先が公表してくれるなとか、9月議会で初めて議会に、相手先の町の議会に報告する、それまでというようないろいろな規制というものがあって、すべてオープンにして話せる機会というのが、なかなかうまく正式な場でできないというのは確かな話です。ですから、ところどころ途切れちゃっていて、何で積替が必要になったのかと言われても、そう思われても仕方ないなというふうには感じております。  ただ、一時でもごみを停滞させるわけにいかないわけですから、そういうご批判はたくさんあるかもしれませんけれども、とにかく二宮の町のごみを搬出するということで、日々やっていくしかないということです。  それから、きょうの答弁でも食い違いがあると言われましたけれども、いっぱいあります。感覚が全然違うわけですから。半年やそこらで職員と私の物の考え方がぴたっと合うなんてことは、そう簡単にはいかない。かえってそういうことのほうが私は理解が早まると思っていますけれども、イエスマンの集まりでは困るわけで、自分たちの主張はきちんと言うべきだと。そのかわり私も曲げないでやりますよというような感じで、それでもやっとここまでいろいろな意味で理解はし合えるようになったんですけれども、それは難しいことです。  私がロボットになって、与えられた原稿をそのまま読めば、全くそういうことはないんです。でも、それはそれで、またそれが政治といえば、そうなのかもしれませんけれども、私はそういうことではないんじゃないかなと。城所議員なんかにも坂本カラーがないじゃないかとかって、随分そういうこともありましたけれども、私は私の言葉で、私の考え方を素直に述べるということで、そこに多少の職員との食い違いが出たとしても、それは大きな修正というか、最終的には行き着くところは同じだから、その辺は1つの過程の中での出来事というふうに感じていただければいいかなと。非常にそういう意味での食い違いというのは、多々、議会じゃない場ではたくさんあります。それは当然、8年間という古澤政権の長い時間、古澤さんの物の考え方に一生懸命こうやってきた職員たちですから、急に違うのが出てきて、その違うほうに合わせろというのも無理な話で、やはりそれはお互いに話し合いをしながら、理解し合いながら進んでいくという、きっともう少し時間がたてば、その食い違いはなくなると思うんですけれども。今のうちはそういうことが起きても、何ら不思議なことではない。起きないほうが、むしろ不思議だと、私はそういうふうに思っているわけです。  大きな政策というか、全然違うことを言っちゃっているというならあれですけれども、教育委員会というのは、特にまた行政の中でも管轄が分かれていますから、そこでの出来事というもののすり合わせがものすごく少なくなっています。これは事実です。ですから、国または県、そういうようなことの方針の中で現場はやっているわけですから、そういうことと別に自分の考えを言ったわけで、自分の考えを通せということになれるのかなというと、なかなか教育委員会の場合はそうなれないわけですから、それはそれでいいのではないかなというふうに思います。  杉崎議員の質問に対しても、担当課はやりたがっていると。やりたがっているのは前からわかっています。でも、やりたいからやらせるというわけにはいかない。全体を見て、その中の1事業ですから、バランスを考えれば、今とてもそういう段階じゃないよということです。そういう押し合いへし合いみたいな、そういうのは庁内でもありますから、時期が来れば、当然そういう動きをしていくようになるでしょうということです。  以上です。 74: ◯議長井上良光君】 城所議員。 75: ◯9番【城所 努君】 最後、議論がどこかあっちのほうへ行きましたけれども、もとに戻しますけれども、私は前に町長にも積替施設をつくるならば、早く決断をすべきだということを3月の討論でも述べてきましたし、いわゆる切羽詰まって、積替施設が必要で慌てふためくんじゃなくて、決断するときは早めに決断しなさいというふうに私はあなたに言ってきたつもりです。  今、聞いていると、ほんとうに9月に間に合うのかというのが、今の土地の問題も含めて、手法的には1カ月あればできるんだということを言っていましたけれども、それ以前の問題として、私は土地の選定だとか、そういったところにかなり根深く問題があるんだろうと。ですから、町長が決断をしたんだから、それはそれで結構ですけれども、今後はそういった説明責任だとか、そういうことを果たしていくことをぜひやっていただきたい。  9月末でとめるわけですから、いずれにしても今後のさらなる努力が必要だと思うんです。そういう点で、できなかったということにはならないように、どうも私は心配で、楽観論というのかな、何かすごく楽観的に物を見るというか、大丈夫、大丈夫だと言って、次の日にはもうだめだったとか、いろいろ今までの経過があるわけで、そこのところはぜひ気を引き締めてやっていただきたい。  それから、職員との問題でいえば、確かにいいですよ、意見をぶつけ合えば。ただ、こういう一般質問だとか、総括質疑だというときに、やっぱり答弁のすり合わせはしているはずでしょう、行政間の中で。それが全然違った答弁になるということは、見ていてね、それはやっぱりよくないです。議論はどんどんこういうところじゃなくて、職員と町長、あるいは副町長含めて、そういうところで議論すべきであって、ここで私の考え方が担当部とちょっと違うから、私はそう思わないなんて、そういう発言というのは私は違うんじゃないか。それは内部の中で議論を交わすべきであって、こういう席で町長と担当部局と違うような意見が出てくるというのは、私はそれは間違ったいい方向ではないというふうに思いますし、町長の発言というのは重いんですよ、町長。そこをよく考えていただきたいと思うんです。重いんですよ、ほんとうに。あなたの体も重いけれども、町長の発言というのはもっと重いんですから、そこのところを考えていただいて、今後の町政運営に当たっていただきたいということを強く要望して終わります。 76: ◯議長井上良光君】 城所議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時20分から始めます。                           午後2時02分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時20分 再開 77: ◯議長井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 78: ◯議長井上良光君】 西山宗一議員。             〔13番(西山宗一君)登壇〕 79: ◯13番【西山宗一君】 議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  私の一般質問は、吾妻山の件でございます。私は二宮町に生まれ育って64年、皆さん、窓から外を見ていただけばわかるように、相模湾、二宮町の中央にあるこのすばらしい景色を64年間味わったわけでございまして、二宮という非常にコンパクトな町でございます。南に西湘バイパス、それから国道1号線、東海道のJR、厚木小田原道路、新幹線、それと中井の東名につながる縦に秦野・二宮線の秦野県道があります。二宮町は東西3キロ、北に3キロ、約ということにしておきましょう。9キロ平米の非常にコンパクトな町でございます。その中央にあるのが吾妻山でございます。皆様もご存じかと思いますけれども、吾妻山はここ数年、非常に多くの人に親しまれて、観光客でにぎわっております。また、幼稚園児、小学生の低学年の遠足の場所として、近隣の市町村から来られております。議会の第一委員会室で我々、委員会を開いていますと、あそこへ登る子どもたちの姿を見ると、何ともほほえましい姿でございます。私はこんな住みよい二宮町に生まれたことに対して、非常に幸せを感じておりますし、また、これからの二宮町をもっともっとすばらしい町にしたいなという願いをいつも持っております。  きょうの午前中の一般質問で、杉崎議員の駅の北口活性化の問題が出ていました。それから、ほかの議員の皆さん方からも、いろいろと二宮町のことに対しての大きな問題がたくさん出ていました。それに対する執行者の、町長の答弁を聞いていまして、先ほど城所議員の質問ではありませんが、町長にもう少し夢を持ってほしいなと。  町長は昨年の11月に就任されまして半年たったわけですけれども、最初から町長はこんなに財政のない町だとは思わなかったとか、財政が非常になくて何もできないとか、なかなか難しいとか、こういう批判的なことが非常に多いんですね。それを聞いて、私はこういうことをしていくと、町民が新町長に託したものは、私は大きな二宮町の将来の夢とロマンのようなもので、やはり町長に託している町民の願いを思えば、そういうことは私はあまり口にしていただきたくないと。  日ごろ私も町長とは同級なものですから、一献交えるときもあって、私は常にそういう話をするのですけれども、まずは夢を持って二宮の町政に取り組んでもらいたいなということなんです。  そこで、きょうの杉崎議員の一般質問の中でありました町の未来を決める総合計画の中に、基本となる住民のアンケートがとられているわけですけれども、8割方の人が自然に恵まれたみどりの町、南を海に囲まれた二宮町、長寿の里二宮、このようなことの中で、吾妻山に対する関心が非常に高いんです。アンケートの中の8割がそういうふうなものに全部来ておりました。私はそういうことを思いますと、まさに二宮の私は財産ではなかろうかと思うのです。むしろ宝の山と私は言いたいです。これを核にして、私は二宮の活性化というものにつなげてほしいなというふうに思っている一人です。  町長も商工業に携わっておりましたから、商業の活性化とか、いろいろの今回、出ている町長のブランドの委員会の立ち上げ、それから二宮の観光事業の見直しの検討委員会、そういうふうなものも町長が述べておりまして、立ち上がってきつつあります。私も商工会のほうをやっておりまして、恵まれてそういう委員に所属していますから、また委員会が始まりましたら、そういうところでいろいろと提案してみたいなというふうに思いますけれども、まず、これほどすばらしい二宮町の吾妻山の公園に、1月、延べ15万人の方が登られた。特に菜の花祭りのときには、2日間で3万とも4万ともいう人が登られたと言われております。年間を通したら、延べ何人になるんでしょうね。  私も過去に一般質問をやりましたけれども、年間30万とか40万とかって言われています。このすばらしい吾妻山を、私はこれからの二宮の町のブランドの発信地にしていったらどうかというふうに思うものであります。  そこで、町長に前向きな答弁をいただきたいと思いまして、まず、自然豊かな吾妻山の今後の方向性をどのようにしていこうという考え方があるのか、お聞きしたいと思います。  公園の中には、吾妻山の山から見る展望は天下一品でございます。南に太平洋、水平線に浮かぶ三原山、初島、東に見える三浦半島、西につながる伊豆の山々、北は大山連山、天気のいい日に吾妻山へ登ったこと、皆さんあるでしょうか。私もときたま登らせていただきますけれども、ほんとうにすばらしいところであります。今度は一緒に登りましょうよ、皆さんで。私は吾妻山の公園の管理、この問題に対して、町長にお聞きしたいと思います。  吾妻山の公園のすばらしい頂上の姿を見れば、あの管理にどれだけの経費がかかるのか、おそらく想像もつくと思います。そして、ローラー滑り台、何であれほど大勢の子どもたちが、先生が引率して吾妻山へ来るのか。吾妻山というのは、JRで来て、二宮の駅をおりて、何も危険なところがなく、駅を渡ればすぐ山に登れる。その山も小さな子どもも登れる丘陵、丘ですよね。そして、町を周遊する道路の整備ができていまして、万が一、吾妻山で子どもがいなくなったとしても、すぐ緊急的な体制を踏めば、子どもを探すことができるような山なんです。こういうすばらしいところに、おそらく皆さん、来たがっているのはやまやまだと思います。  その中で、特に私が関心を持ったのが、吾妻山の小動物園でございます。教育の問題もきょうありましたけれども、子どもたちの感性は体験をして学んで、自分で実直に触れて学ぶ、そういう中では、動物とのふれあいというのは非常に大事なんですね。おそらく物を見て体験するのと、ここに来て、動物園とか、例えばローラー滑り台とか、そういうことの中で体験ができる、まさに子どもたちに喜ばれる吾妻山、私はこの小動物園がこのたび移転をすると。先日のタウンニュースでは、動物たちの引っ越し予定というニュースで、吾妻山公園の小動物園が、トイレ、公園周辺の整備の老朽化や不便さが目立ってきたため、将来的に吾妻山公園周辺の再整備をしているんだと。今回、その小動物園の動物たちの移設計画はその第一段階となるのだというような発表をされています。公園整備に向けた一段階だということを言っております。  片や、某氏から、公園管理者のほうから送られてきたその資料には、ある議員さんの広報紙ですか、今年度より小動物園が閉鎖されますということで、小動物園閉鎖の真相ということで、この辺の問題について、町長はどういう判断でこの小動物園の予算を削ったのか。そこの真意を町長からお伺いしたいというふうに思います。  それと、もう1つ、吾妻山に関しましては、私が過去の一般質問の中で、高齢者の介護予防ということで、国立小児病院跡地の件に関して、ちょっと質問したことがあるのですけれども、今、高齢者に介護制度があって、皆さん、介護保険制度にかかる。財政が非常に厳しくなっているのは事実ですね。私は介護予防というのはいかに大事かということなんです。その中で、町も介護予防施策としていろいろなものを出しておりますけれども、私は今の健康ウォークの中で、吾妻山公園を利用して、周辺道路と吾妻山に登って健康ウォークしている人たちの数の多さ、私はつぶさにそういう人を見ていまして、私の住んでいるところが押切坂上ですけれども、押切坂上から吾妻山まで来て、山へ登っておりて、毎日、1年欠かさずやっている人がいるんです。朝、出まして、私も早い商売ですので、早朝4時半ごろに私、雨戸をあけて、私は表をぷらぷらしたりとかっていうときがあるので、そういう人と会うのですけれども、いや、西山議員、今度は行きましょうよ、私と。少し運動したほうがいいですよと。すごいですよということを言われまして、その人を見ますと、朝出ていって、山へ登って日の出を見るんですって。そして帰ってくると、ちょうど健康にすばらしいウォークになるんだと、そういう話をしていました。  私は今後、吾妻山のこれからの公園を1つのそういうものにつなげていく可能性は十分あるので、周辺の整備も兼ねて、下草刈りや四季折々で花で飾る、そういうことをすることによって、多くの観光客に1年を通して楽しんでいただける公園、こういう考え方が私は将来的には必要じゃないのかなと。一時にしてなるものではないので、私はこれは長期の計画を持って、10年、15年という長い計画を持ってこういうものに取り組んでもらう姿勢があるのかないのか。町民の夢をアンケートで見れば、町民はそういうものに対する夢を描いている町民が非常に多いんです。この辺を踏まえて、町長にお答えしていただければありがたいなと。  そこから始まる二宮町の駅周辺の商工業の活性化につなげていく、駅前整備につなげていくというのが、あらゆる事業が組み合わさっていく、そういうことが必要ではないかというふうに私は思いますので、よろしくお願いいたします。町長の明るい答弁をいただきたいなというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 80: ◯議長井上良光君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 81: ◯町長坂本孝也君】 最初に私のほうから、西山宗一議員のご質問、なぜ動物公園縮小という方向に行っているのだと。幼稚園の園児とか、たくさん来ているんじゃないかということです。  吾妻山公園に1年間にかかる費用が5,000万円、1,500万円の地主さんに払う地代と、3,500万円の管理者に払う予算、合わせて5,000万円という中で、吾妻山というのは徐々にこういうふうにきれいになって、またボランティアの人たちのおかげもあって、大変な人が来るようになりました。非常に二宮の目玉というか、今、西山議員が言うように、まさに今、町の象徴というぐらいまで多くの方々に認知されて、何かこの間も話を聞きましたけれども、京都か何か遊びに行ったら、二宮から来たんですよと言ったら、「ああ、あの吾妻山の」ということを地元の人に言われたというぐらい、すごく有名になっているなという話もあって、おかげさまでということです。これから、そういう意味での利用しながらの活性化というのが望まれるというところに来ているのですけれども、そういう表面上の動きとは裏腹に、開設以来、長い間、かかる経費の内訳がほとんどない。何にお金を使って3,500万円なのかというものが全くわからないということが続いてきたということが事実として裏側にありました。実際には、4,000万円も5,000万円もかかっていたかもしれない。でも、2,500万円で済んでいたかもしれない。要するに全くわからないという状況が行政のほうでありました。  私は就任して、そういうことでは、先ほどの城所議員じゃありませんけれども、説明責任がとれないと。やはり明確にすべきだと。明細を書いてもらって、今年は菜の花の種を幾ら買いました。肥料はどういうふうに、どこから幾ら買いました。細かなそういうものが報告されて、その合計が3,500万円ということになるならば、見事だなと、こう思うのですけれども、そういうものが一切ないんです。紙1枚、そういうようなことで今日まで来てしまったということに対して、表向きはすごくいいんですよ。きれいだし、みんながすばらしいと言ってくれる。それまで一生懸命管理していただいていると。  この間、初めて社長にも会いました。おれは一生懸命やっているんだと。予算にないことまで、自分の思い入れで吾妻山をふかしていろいろやってきたと。そういう話も本人から聞きました。予算にないものまでやっちゃいけないんじゃないのかなと思ったんですけれども、サービスだということですよね。サービスはサービスでいいんですけれども、やはりそれに対しての内訳がきちんと報告されていて3,500万円ということならば、もう何も文句を言わずに、やり続けるということでいいと思いますけれども、そういうことで、いろいろこちらで要求をしたら、担当課のほうから小動物公園に、3,500万円のうち1,000万円かかっていますという報告がありました。  ああ、そうかと。じゃあ、これを縮小しちゃおうと。要するに予算を削らなければいけないと査定のころの話です。みんな各課、1,000万円ずつ切りなさいよというような時期に、どうしても予算に追いつかない。みんなの意欲が多いかどうか、各課でいっぱい出てきちゃっている。じゃあ、各課ごとに縮小してくださいという時期の話ですけれども、そういうころにたまたま3,500万円、内訳がない。じゃあ、小動物公園を縮小しちゃえと。こういうようなことで、もう鳥類は野毛山動物園が引き取りに来ました。徐々に削減して、もう1回、あの辺を整備をし直そうということで、今やっているわけです。トイレも汚いし、もう少しちゃんとしようというようなことです。  動物と子どもたちとのふれあいということで、そのために3人の人が常時いなくてはいけない。何が起きたら大変だからということで、張りつかせてあるわけです。そういうようなことも、じゃあ、ヤギとかウサギぐらいに絞ってふれあいをさせたらどうかというようなことも相談しながらやっているわけですけれども、そういう事情で、何とか今年は2,500万円プラスえさ代かな、そういうふうに3,500万円を多少削った予算ができたわけです。  今は、今までのことではいけないので、全部項目ごとに報告が来て、幾らかかりました。何を買いました、全部、詳細にやっております。ですから、いつでも説明をすることができますし、業者もそれに賛成していただいて、打ち合わせに毎週、来るという方向の中で進んでいるというのは事実です。  せっかくこの町のシンボルになりつつある、そういう場所ですから、外側はきれいだけれども、内側があまり芳しくないというのでは、ちょっとまずいので、やはりどこからもきれいな吾妻山というふうに見られるように、そういう体制を整えようということで、予算が多少減額されたというのが経過です。  これからそういう中で、いろいろな遊具とか、そういうものが老朽化しているとか、そういうものを直さなくちゃいけないとかっていうことは、これから担当部長のほうから報告されますけれども、やはり大切に育てていくという気持ちで吾妻山をつくり上げていくというのが大きな課題でありますし、当然、お金もかかります。花を1年中きれいに咲かせ続けるというのは大変なことで、やはり手入れもそうですし、植えかえその他でお金がかかるわけですけれども、そういうことに投資していても、それ以上の魅力があるというのは全くそのとおりです。ですから、これから今度は付加価値をたくさんつけていくという意味での新たな挑戦をしていかなくてはいけないと。  ちょっと残念な、また暗い話なんかと言われちゃうといけないんですけれども、駐車場の部分で、ラディアンの裏のところが非常に便利でよかったんですけれども、年内で閉鎖と。公社が持っていっちゃうという、この間の池田議員の質問にもありましたように、そういうふうにならないように、何とか町としても手に入れようという動きはありますけれども、来年の正月からは今のところでは使えないというようなことになっていまして、困ったなというのが現在の心境です。  以上です。 82: ◯議長井上良光君】 建設部長。 83: ◯建設部長新井和明君】 それでは、詳細の点についてお答えさせていただきます。  まず、来園者ですけれども、18年度は40万人、それまでは30万人で推移していたのですが、やはり18年度、今年の冬、マスコミにかなり取り上げていただきました。これには菜の花祭りの委員会の方たちのかなりの働きかけがあったということだそうです。その効果もあって、40万人ということなんですが、来園者が増えて大変うれしいんですが、その一方、開園から20年がたちました。階段の手すりなんかも、鎖状の手すりがあったわけですが、あれははっきり言って、つかまって歩けない状態でしたので、やはり来園者のニーズに合わせて、ちゃんとつかまれる、自分の体を、体重を支えられる手すりということに変えました。  それから、階段の途中、途中にもベンチを置いて、特に入り口からまたずっと坂で、坂まで来てまた登りますから、やはり来園者から聞いて、きついねという声がありましたので、その辺も変えましたけれども、特に大きな問題は、やっぱり20年たつと、木製品が多いんです。例えばアスレチック、ベンチ、テーブル、管理棟なんかもそうですけれども、木製品、普通の住宅でも築20年になると、かなりリフォームをかけていないと痛みが激しくなると思うのですが、そういう大規模なものを実は今までやってきておりません。管理している業者さんからかなり痛んでいるよという報告はいただいているのですが、なかなかそこに大きな修繕を入れることができておりません。  やはりこのままの状態では、例えばトイレにしても、障害者が入れるトイレもありませんし、バリアフリーにもなっていないわけです。開設当時はそれでよかったかもしれないけれども、現在に合わせたリフォームをしなくちゃいけない時代に来ているんじゃないかなと。じゃないと、結局、40万人の人に恥をさらすような状態になりますので、やはりその辺をきちっとまず整備をしていかなくちゃいけないと。  それから、利用者の動きを見ていますと、昔ですと、ここがメーンでしたけれども、今は中里口を使っている方がかなり増えています、ベビーカーを押したり、おじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんとみんなで家族で登るには向こうのほうがいいということで、そこでやはり聞かれるのが、トイレがないと。要はラディアンの駐車場から歩いて頂上まで約1時間、子どもさんの足とかで行きますと、そのくらいかかりますので、その辺で休憩したり、用を足して一息入れて、さあ、登るぞというところが、小動物園の中にもトイレはあるのですが、はっきり言って、ご存じだと思うのですが、観光用のトイレとはほど遠いトイレです。そういうものを抱えておりますので、全体的な見直しをしていきたいと。その中で、中里口のほうから来られた方たちに休憩をしながら、そういう小動物にも触れていただいて、それから登っていただこうかというような、発想の少し転換をしていきたいと思っております。  あと、公園の中、やったら切りがないのですが、もっともっといろいろなものを植えたりして、ほんとうに四季折々に、毎月、毎月、3万とか、4万とかという人が来てくれるような施設にできればいいのですが、やはり今、申し上げましたように、リフォームをとにかくまず最優先でやっていかないと、大勢の人に、さっき言いましたように恥をさらすということになっちゃいますので、これは今後、予算とかの段階で、計画的にそういうものを進めていきたいと思っております。  あと、先ほど町長が申し上げましたけれども、長年、同じ業者さんが随意契約という手法で吾妻山公園を管理していただいています。私どもは熱意と努力と、そういうものには大変感謝しております。そのあらわれが、菜の花であり、あとアンケートの中でも、いろいろなことを楽しむ人がいます。自然を楽しむ人、富士山が見れるからいい、それから海が見れるからいい、菜の花が見れるからいい、それからよくあるアンケートの内容には、ごみ一つ落ちていない。すごく管理が行き届いている。すごく気持ちがいいと。やはりこういうものも業者さんの目に見えない努力だと思っております。その辺については大変感謝しております。  ただ、先ほど町長が申し上げたのは、随意契約というところが、町側にこの業者さんに任せておけば安心だという甘えがいつの間にかあったんではないかと。それはなぜかというと、業者さんから提出を求める書類、要は仕様書の中にうたっているものが、3種類しかなかったと。それは月の作業報告とアンケート、それから業務完了届、これは絶対出さないといけませんから、この3種類だけだったわけです。  これでは、例えば先ほど町長が申し上げましたけれども、何をどれだけ買ったかとか、今日はどういう作業をして、どれだけの人数が出て、どういうふうにやったというところが明確にできておりません。これは業者の責任ではありません。要は、町が発注する際の仕様書に、そういう細かい点をうたっていなかったわけです。ですから、そこが町側がこの業者さんに任せておけばいいという甘えがあったんじゃないかと。そういうことで来ておりましたけれども、今、言う説明責任の時代に、やはりかかっている経費についてきちっと明確にするためには、そういうものを業者さんから報告を求めなければいけないということで、3項目だったものを17項目に増やしました。それには、例えば肥料を買ったら、その肥料の写真を撮って、買ったよということを明確にするようなことも義務づけをさせていただきました。これは吾妻山だけではなくて、せせらぎ公園も同じようなことでしたので、両方とも同じようにさせていただきました。  それと、業者さんとの打ち合わせを密にするということで、原則1週間に1回、打ち合わせをして、当初に予定したものと食い違いがあるようであれば、そこですり合わせをして、また修正を図っていくというようなことで、町側の管理体制をかなり強化をさせていただいたと。それが現状でございます。 84: ◯議長井上良光君】 経済環境部長。 85: ◯経済環境部長【佐川眞一君】 それでは、私のほうからは、要旨の2の観光事業の発信地として、町、特に駅周辺の経済の活性化についてというところで答弁させていただきたいと思います。  先ほど来、出ているように、吾妻山公園は菜の花祭りを中心に、たくさんの観光客の方に来ていただいているということでございます。そんな中で、そのようなときには駅周辺商店街もかなりの方が通過していただいて、品物の購入等をしているということを聞いております。  このような状況を、菜の花祭りという一過性のイベントに終わらせるのではなくて、年間を通して吾妻山を訪れる観光客の方に対して何かできないかと、そういうことで、受入れ体制の整備というのがやはり必要じゃないかというふうに考えているところでございます。  具体的には、まず、すぐやることといたしまして、今、考えているのが、吾妻山公園登り口の階段を少し上がったところに、社会福祉センターの庭に入れるところがあるのですが、そこの芝生のところに商店街の方がテントか何かでお店を出して、飲み物だとかお土産物等を販売していただけるような受け皿みたいなものをつくっていったらどうかということを関係者の方に提案しているということも1つあります。  そんなこともしながら、今後の課題といたしまして、駅周辺商店街におきましては、個々の店で観光客を受け入れていただける意識を共有化していただき、商店街全体が観光客を受け入れる雰囲気をつくってほしいというふうに希望するところでございます。  そういったことで、駅周辺の経済の活性化につきましては、商工会、商連と連携して観光客を呼び込み、受け入れる各商店街の体制づくりが必要であるというふうに考えております。また、観光客の案内役となる観光ボランティアの養成なども考えていきたいというふうに思っております。  具体的には、今年度、観光協会では検討委員会を立ち上げて、観光客の誘客、観光協会の事業のあり方や運営を検討しつつ、観光客の受入れ体制についても検討していきたいというふうに思っております。  二宮町のシンボルであります吾妻山公園への一層の誘客を図りながら、観光を通した町の経済の活性化につなげていきたいというふうに考えています。  以上です。 86: ◯議長井上良光君】 西山宗一議員。 87: ◯13番【西山宗一君】 ご答弁いただいたんですけれども、吾妻山の公園整備っていうのは、やはり今、言うように、ちょうど20年を迎えて、老朽化している部分が非常に多いということですけれども、私も確かにそのとおりだと思います。古いと事故でも起こされると、管理者の責任を問われますからね。こういう時代ですから、ここはまず今年度直さなきゃまずいんだというところから着実に直していくものは直していく、そういうことが大事だと思います。  今、言われたようなトイレの問題と、それから小動物園の問題ですけれども、私は吾妻山には小動物園も必要なんだと。そのかわりに、じゃあ、何があそこにあったらいいのかということになると、やはり小動物園があるからこそ、多くの人たちが来るんだということを行政側が見ていたほうがいいと思うんです。小動物園がないと、やはりあの子どもたちは来てもおもしろ味がなくなっちゃうんですね、ものを見せるだけだと。そういう点では、私は小動物園のやめたその経緯の問題、今、町長のほうから話を聞きましたけれども、例えばの話が、昨年度の決算委員会とか予算委員会とか、こういうところで話が出て、こういう問題の管理はどうなっているんだとかという話が出れば、私はわかるんですよ。  また逆に、行政側のほうから、管理状況をこういうふうにするんだとかって、議会の中でも出てないんです、こういう問題。だから、そのままになっていたというのが、むしろ経緯じゃないかというふうに思うんです。部長が答えていましたけれども、今まで随意契約の中では、そういう形の中で、また今年度も、また今年度もという形になっていたと思うんです。  ただ、今、部長の中で、業者の非常に管理に対する苦労と、それからほかの部分にまで広がるようなところの面倒見、そういうことが今の吾妻山を生んだということも、これも事実なんですね。だから、その部分を思えば、管理というものの難しさの中で、当然、えさ代が幾らで、何の管理が幾らで、人件費が幾らで、日当が何人で、何人掛ける幾らだというような計算の図式が、それは今、町のほうからちゃんとした契約で、その部分に対する行程の中で作業が行われれば、私はそれはそれで出すと思うんです、管理をするほうも。ですから、今後、そのような3項目だったものが、17に変わってきちっとやりますということですから、私はそれは大いに結構な話だと思います。  結構な話なんですけれども、先ほどちょっと1点、私は壇上のほうでちょっと言わなかったんですけれども、吾妻山の上の整備のほうはそれで結構ですし、着実に進めていってほしいなと。将来展望をきちっとした中で、着実に進んでいってほしいというふうなことを申し送っておきます。  それと、周辺の整備、周辺をウォークしたり、吾妻山にはいろいろなところがあります。中里のほうの登り口、庁舎からの登り口、梅沢からの登り口、こうあるんですけれども、私はそういうところに、前にも質問をさせてもらったんですけれども、どこかにそういう駐車場を確保できる部分がないのかなと。この研究をしたことがあるのかなと。山すそでなくても、ちょっと離れても駐車場が確保できる部分があるのかどうなのか。そういう全体の中で、総体的に来訪者に対する駐車場としてスペースがないのかなと。そういうことに対して、担当課のほうは今後どういうふうに考えているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。  それと、経済のほうの関係は、これから立ち上げますから、観光協会とブランドの関係は立ち上げるということですので、私はそれを期待したいと思うんですよ。  ただ、今の観光協会が経済課の中に位置していまして、観光分野に対する仕事が非常に多いということの中で、私はむしろ今の公民館のほうに、表のほうにある部分、観光協会の事務局みたいなものをあそこに持ってきて、駅の真ん前ですから、ああいうところに「ようこそ、吾妻山へ」と。湘南にのみや吾妻山へというような看板を立てて、二宮町観光協会なんかという看板を立てて、事務所をああいうところに設けて、ボランティアの人を使って、町がやっていく手法を考えたらいいんじゃないかなというふうに思うんです。私、いつかそんなことをちょっと聞いたことがあるんです、経済課の人に。どうも庁舎のああいう、前、庁舎にあったものが、逆に上へ上がっちゃったんですよ、経済課が。センターのほうへ上がっちゃったんです。なおさら足が遠くなっちゃうからね。もっと駅のそばに戻す方法、そういう考えがあるのかないのかを聞きたいと思います。 88: ◯議長井上良光君】 建設部長。 89: ◯建設部長新井和明君】 駐車場ですが、13年にご質問いただいたときには、まだラディアンの裏の土地がなくてということで、かなり切実な問題としてご質問されていましたね。  ここへ来て、またその土地が危うくなっているということで、またそのときの状況に戻りつつあるのかなと思っているのですが、この間は、ラディアンにあるから、それでいいという考えでやってきたわけではなくて、まず、最初に、観光バスをとめられる駐車場が欲しいねと。そうすれば、乗用車で来るのも減るし、それから一度に1台で50人乗ってくるわけですから、経済効果としては大きいですよね。その観光バスとタイアップして、お昼を出したりとかっていうことで、いろいろな部分で観光バスというのは潤いますので、そういうものがどこかとめられないのかなということで庁内でも話ししたことはあるんですが、中山さんの懸案の土地ありますね。あの辺なんかも、場所がわからないですか。吾妻山の西側の山すそに農地がいろいろあるのですが、そこを通称、中山道路と言いまして、もともと持っていた人たちのお名前で。そこもそういうものの対象として検討したことはあるのですが、やはり言いたくないのですが、お金が、その優先順位というか、要はラディアンのところに駐車場があるじゃないかという話でしたので、その当時はですね。ですから、これはまた今後、ラディアンのところの土地の様子を見ながら、そういったこともまた検討していかなくちゃいけないし、私、観光サイドではありませんけれども、やはりどこの観光地も観光バスが行かなければ、それなりの大勢の人というのは来ませんので、逆に乗用車に2人乗って何台来ても、いろいろな渋滞が起きたり、駐車場が満車になったりということで、やはりそれが1台でまとめてくれるというのは、旅行会社なんかとタイアップもできますから、そういうふうに考えております。 90: ◯議長井上良光君】 経済環境部長。 91: ◯経済環境部長【佐川眞一君】 経済課が福祉センターの中にあるということで、ご不便をおかけしているということは、私のほうも若干承知しているところですけれども、今の中で大変申しわけないのですけれども、ご理解いただきたいと思います。  そんなような中で、観光案内をする場所とか、公民館の中でというような、事務所も含めてですね、どうかというご意見があったわけでございますけれども、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、観光協会の事業等、今年、全体的に見直すために検討委員会を設けていくのだというふうなことを先ほど答弁させていただいたわけでございますが、そんな中で、具体的には、観光案内所の設置、それと観光協会の事務局組織のあり方、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、観光ボランティアということで、観光ガイドボランティアをどうしようかとかという、そういったことも検討していきたいというふうに思っています。  そんな中で、事務所ということになりますと、公民館というと所管が教育委員会の所管になりますので、その辺、調整していかなきゃいけないんですけれども、その辺の必要かどうかも含めて、検討委員会の中で検討していくということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 92: ◯議長井上良光君】 西山宗一議員。 93: ◯13番【西山宗一君】 非常に金がかかるものですから、だけど、私、金というのはおもしろいもので、最初にお金がないからから始まっちゃうと何もできなくなっちゃう。そうじゃなくて、やりたい気持ちは十分あるんだけれども、精査していって金がどのくらいかかるので非常に難しいんだという結論に達しながら、じゃあ、このようにしようじゃないかとか、そういうものが出てくるなら私はわかるんです。  最初から、お金がないからと言うと、財政が厳しいからと言うと、それはちょっと誤った夢のないまちづくりになってしまうんじゃないかなというふうに思うんです。  町長、先ほど答弁いただいたんですけれども、町長が口癖のように金がない、金がないと言うから、私はそういうところで、やっぱり町民の人って、みんなそういうふうに思っていないんですよ。財政が厳しいのはもう日本全国どこでも同じなんですよ。これは国の三位一体改革の中で、分権社会に入って、地方自治のあり方が問われているこの今の時代は、そこで町長になったんですから、私は町民に夢を与えてほしいなというふうに思うんです。  古澤町長が前に、あの人になってから8年間、元気の出る二宮の創出で、それを訴えながらずっとやってきたんですよ。元気の出る二宮町、何にでも元気の出る二宮町で、やっぱり人間って何か燃えるんですね。ビーチマラソンもそうでしたよ。あれだけの人が大勢来るんですよ。花火もそうでした。だけど、私はやっぱりお金がということが先になって行政をやっていくと、ほんとうに夢のないまちづくりになってしまうので、ぜひそれは避けてほしいなというふうに思います。  先ほど、城所議員から出ていましたね、職員の皆さん方はもうプロですから、行政のプロですから、このプロの考えをよく町長は把握しなきゃだめですよ。私が町長だからなんかというのは、そういう言葉が多いですよ。職員というのはみんなそれぞれのエキスパートなんですよ、担当部署で。それなりのことをやってきているんです。そういう人たちの力をもって、町長と執行者と協議を開いて、議論も交わし、そして新しいまちづくりのために、要するに1つのものを打ち出さなければ、私はいつまでも桜美園、桜美園なんか言っていられませんから、桜美園だけが二宮の行政じゃありませんから、町全体のことを考えるのには、私は町長にぜひそういうところはちゃんと分離をして、物事、動いてほしいなと、こういうふうに思います。  質問ではないので、要望して終わりにします。
    94: ◯議長井上良光君】 西山宗一議員の一般質問を終結いたします。    ──────────────────────────────── 95: ◯議長井上良光君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  なお、明日15日は午後1時より本会議を開催します。ご苦労さまでした。                           午後3時13分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...